物理で汚れを落とす! 研磨剤の特徴と落ちる4つの汚れとは? | ハウスクリーニング店・掃除屋ヒビキのお掃除ブログ

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ココロにひびく「キレイ」を人々に提供するために日々精進しているハウスクリーニング店の日常やお役立ち知識を書いていきます。

こんにちは! 掃除屋ヒビキです。

 

 

今回は「研磨剤の特徴」についてお伝えしましょう。

 

 

「酸性やアルカリ性の洗剤を使いたいけど

素材が痛んでしまうから怖くて使えない」

 

 

「でも中性洗剤や水じゃこの汚れが落ちない」

 

 

きっとそんなこともあるでしょう。

 

 

化学の力を使いにくい時、

 

物理の力で汚れを落とす研磨剤の出番です!

 

 

研磨剤って何?                    

 

研磨剤とは簡単に言えば「粒」の事です。

 

 

ボウリングに例えるとボウリングの球が転がり

ピンに衝突してピンが飛ばされる。

 

 

それと同じようにダイヤモンドなどの粒が

汚れの物質と直接接触して落とします。

 

 

ちなみにこの粒の大小で「目の粗さ」が異なり、

 

例えば公園の砂粒の様に

粒が大きいほど目が粗く汚れを落とす力も大きいですが

肌にすり傷を作るなど逆に素材を傷つけやすくなります。

 

 

また、泥パックの様に

粒が小さいほど目が細かく汚れ落としが緩やかですが

素材を傷つけにくくて肌などデリケートな素材に使えます。

 

 

 

 

研磨剤で落ちる汚れは?              

 

1.焦げ付き汚れ

 焦げ付いた汚れは基本的には洗剤では落としにくいですが

 研磨剤を使う事で削り落とすことができます。

 

 

2.水垢

 素材に分厚く接着した水垢は洗剤でも取れにくいですが

 研磨剤を使う事で削り落とすことができます。

 

 

3.尿石

 トイレの表面に分厚く接着した尿石は洗剤でも取れにくいですが

 研磨剤を使う事で削り落とすことができます。

 

 

4.くすみ汚れ

 酸性洗剤などで焼けてしまった金属の表面は洗剤では

 元に戻りませんが、

 

 研磨剤で表面を削って一新させることで輝きを戻せます。

 

 

 

研磨剤にはどんなものがある?          

研磨剤には主に粉末とクリームの2タイプがあります。

 

 

・粉末タイプ

 

粉末タイプの例は重曹などです。

 

 

重曹に限って言えば

重曹は水に溶けにくく粒子として残りやすいので

茶渋や焦げ付き汚れに対する研磨剤として使用されています。

 

 

また、

 

スポンジ耐水ペーパーなどに

研磨剤の粒が含まれていて研磨力を発揮するものもあります。

 

 

粒の大きさが大きめなので汚れを落としやすいのですが

傷をつけやすいのでプラスチックなどへの使用は控えましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

・クリームタイプ

 

 

クリームタイプの例はクレンザーなどです。

 

 

泥のように細かい粒が練り込まれているため

目が細かく傷をつけにくい事が特徴で、

 

主に床や金属の磨きなどに使用されています。

 

 

ただし、完全に盛り上がっているような

分厚い汚れには不向きですので注意しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

研磨剤の特徴まとめ                 

・物理的に粒をぶつける事で汚れを落とす

 

・粉末タイプとクリームタイプがある

 

・焦げ付きや水垢、尿石などを削り落とせる

 

・洗剤で焼けてくすんだ金属の表面を削って輝きを戻せる

 

・粉末タイプは削る力が大きいが傷をつけやすい

 

・クリームタイプは削る力が弱いが床や金属の磨きに使える

 

 

以上、研磨剤の特徴についてお伝えしました。

 

 

研磨剤は化学的な洗剤を使いたくない時に使えるので

掃除の選択肢が増える便利なものです。

 

 

素材への傷つきを避けるためにも、

 

クリームタイプの研磨剤を使っても落ちない汚れだけ

粉末タイプの研磨剤を使用していくことが望ましいですね。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。