「踊る大捜査線」のTVドラマと、劇場版が大々的に地上波にて再放送されます。

 

【ドラマ】

■連続ドラマ

9/16〜9/23 13:50〜15:45

■歳末特別警戒スペシャル

9/24 13:50〜15:45

&9/25 13:50〜14:48

■初夏の交通安全スペシャル

9/25 14:48〜15:45

9/26 13:50〜14:48

■秋の犯罪撲滅スペシャル

9/26 14:48〜15:45

9/27 13:50〜15:45

 

先ずは、すでに、ブログ仲間達から宣伝していただいてる事に、改めて御礼申し上げます。

 

ただ、私が今日まで、そのご報告を怠っていた理由の一つは、既に産み落としてしまった作品を、今更ながら懐古する事は、個人的には、なんとも面映く感じてしまうからです。

 

素晴らしいスタッフと卓越した才能を持つ出演者達の集結した状況の中でのみ自然発生的に生まれ、映像化されたこの作品は、二度と生まれる事はないだろうと思うのです。


舞台を離れて、多くのマスメディアに出演する事で、秀でた才能に触れ、その発想の豊かさと意外性に驚き感銘した「心も踊り舞う」経験は、演技に対する新たな刺激を 受け、確実に貴重な財産となりました。

タイムマシンの世界での、若き自分と若き共演者との、約30年振りの邂逅は、おそらく、貴重な思い出のひと時を想起させると共に、確実に時代の変貌を見る事になるでしょう。

だからこそ、ここで追憶に酔い痴れるだけではいけません。


今後の私にとっては、ただ己を懐旧するだけでは許されず、残された時間を、力足らずと知りつつも、何とか舞台表現の奥義を極めたいと焦りながらも、一意専心する責務を感じています。

 

そこで私は、来年度5月、私自身が演出に携わる、劇団昴ザ・サード・ステージ第39回公演 中島淳彦作『フツーの生活 長崎篇』の公演に向けて、備えあれば憂いなし、粛々として準備を進めています。

この『フツーの生活 長崎篇』は、私の敬愛する故中島淳彦氏の『プカプカ漂流記』『無頼の女房』に続く3本目の演出作品となり、一入、思い入れの強いものです。

 

私が、劇団昴の若手俳優陣に向けて、私の先輩諸氏や、外部出演で見聞きした、優れた俳優達の演技に対する謙虚さ、そして真摯に努力する姿勢を、幾らかでも伝える事ができればと考えます。

 

これらの経験値を積む事は、限られた「劇団」と言う狭い集団内では、至難の業と言わざるを得ません。


せめて若い俳優達には「井の中の蛙大海を知らず」だけにはなって欲しくないものです。