3回目の急性膵炎で入院して、やっと7月30日に退院。

延べ一ヵ月近くの入院生活は流石に応えて、体重は、八キロ減少。

まぁ良かった事は強いて言えば、もう履けないと諦めていた、ズボンがすんなり履けるようになった快感か?

ここ一ヵ月は、コロナの感染者数の増える中、部屋での蟄居生活とひたすら体力回復に努めていた。

医師も頭を傾げる、いつ発病するかわからないこの不可解な膵炎の発作に、戦々恐々。

せめて下半身の強化にと、コマーシャルで、三浦雄一郎氏御使用のシックスパット、(小生には何度聞いても「セックス・パット」と聞こえるのだが)に足をのせる無気力さ。

それても落ち着かず、部屋の中を右往左往するお粗末。

 

手のひら一杯薬を飲んで、眠りにつく。

 

そんな不安の日々の中。

 

今日は、東京芸術劇場シアターイーストで上演中の劇団チョコレートケーキ、脚本古川健・演出日澤雄介『ガマ』観劇日だ。

 

久し振りの外出に気がはやる。

 

『ガマ』とは、沖縄本島南部に多く見られる自然洞窟の事で、太平洋戦争の末期に起こった沖縄戦では、住民や日本兵の避難場所や夜戦病院として利用されたが、同時に米軍による火炎放射器や手榴弾の犠牲になり、地獄と化した場所でもある。

 

この『ガマ』を舞台に時間は否応なく進行してゆく。

古川健氏は新藤兼人作、小生の演出『一枚のハガキ』の脚色を手掛けて頂いた作家です。

 

矢張り演劇は素晴らしい。

心が躍る。

素敵な一日を過ごしました。

 

  

 

1時間半も前に着き、1階のレストランで、退院後初めての外食!

食事制限で、脂肪分はカット!

偶然メニューに、ヘルシーな「鶏の皮なしグリル」!を発見。

驚きながら幸せ食べました。


   

 

開場前に、古川さんと記念写真。

写真の時だけ、一瞬、マスクを外すと、「古川さんひげがついてるよ!」