5月25日「一枚のハガキ」の配信も終わり、一抹の寂しさを感じながらもやっと安堵した矢先、稽古中から異変を感じていた声帯の腫瘍の除去手術の為、昨日〈5月26日)から入院している。
手術自体は難関ではないが、COPD(肺気腫)がかなり進んでいる私は、全身麻酔による手術が厳しく、最悪の場合には、術後、気管切開をして、自力での呼吸が可能になるまで、約一ヶ月の入院になることもあり得ると、担当医師から丁寧に説明を受けた。
老いるという事の絶対的メカニズムには、どう藻搔いたところで歯がたたないのだから、素直に従うしかあるまい。
今は、5月31日の手術日を静かに待つのみである。
ただコロナ禍での入院は妻に会う事さえ許されず、淋しい限りである。