ジャニーズ・グループ「嵐」の二宮さんがMCを務めるバラエティ「ニノさん」に出演しました。

 

 

二宮さんとは、10数年前に「南君の恋人」というテレビドラマでご一緒したことがあります。

清潔感に溢れた、文句のつけようもない、美少年という印象でした。

そして、あどけなさの中に、決して軽はずみに己の内面を曝け出そうとしない意志の強さが、なんとも捕まえどころのない、謎めいた魅力を感じさせたものです。

 

さて、今回のテーマは925日生まれの芸能人の誕生日を祝う会という趣旨で、たまたま私が年長者の一人として選ばれたと言う訳で、なるほど気がつくと確かにもう84才と言う後期高齢者です。

「後期」という失礼な冠がついて以来、誕生日のことは忘れていることが多くいや忘れようと努力してしていたのかもしれません。

 

昭和10年生まれと言いますと、古い話で恐縮ですが、10才で終戦を迎え、誕生日パーティーなどには縁もゆかりもない時代でした。

そもそも当時はパーティーなどという敵国語は知る由もなく本土への空襲が始まってからは常に命の危機に晒されていました。

ひもじさに泣いた幼い日々や、カビ臭い防空壕での寝泊まりは、思い出したくありません。

 

今日の出演者の方々は全員戦争を知らない世代です。明るく元気です。平和で豊かな時代は良いなあと、羨ましくもあります。

 

さて、同じ誕生日でも、この歳の差はまるで孫に囲まれての誕生パーティーようで、私一人が取り残されていくようで、それが返って、ようし若さに負けてなるものかと、出されたクイズに必死に挑戦、ついつい頭に鞭を打ち、本気になって頑張って、耳まで引っ張って、無理をして、ああ年寄りの冷や水、疲れました。

そして、二宮君のトランプマジックにはちょっぴり驚き、プロのマジシャンのそれには、これはオカルトかと、不思議さが未だに尾を引いて落ち着きません。

また芸人さん達の一発芸のプレゼント、和みました。

 

今回、この芸能人・合同誕生会に出演したことで自分が最早、先の短い84才だと言う、動かし難い事実に向かい合い、今、命あることのありがたさをしみじみ感じ、 ぐっと生唾を飲み込んで、また何かに挑戦しようと新たな勇気を頂いた事に感謝です。

 

925日生まれの出演者は私、北村総一朗とあの滝沢カレンさんも憧れたと言う、元祖ハーフタレント・リサ・ステッグマイヤーさん、内山信二さん、そしてピン芸人のあばれる君さんです。

 

 

皆さん個性豊かな方々です。楽しい一日でした。

ありがとうございました。

922日(日曜日)と、929日(日曜日)1245分から1315分の30分間を、2週に分けて日本テレビで、放送されます。

ちょいとチャンネル回してみてください。