108日。免許更新の手続きに行って来ました。

 

当然、後期高齢者ですから、2日間に分けて審査があります!

最近高齢者の方の交通事故が多発して社会問題になっています。しかし、そんな事は他人事と、高を括って、強がって見ても、所詮、歳には勝てない状況にしばしば、遭遇するのです。

 

これが後期高齢者の現実です。

認知症検査?がありました。

厄介な代物なのです。

 

何しろ、今や、台詞はおろか、人様の名前を覚えることにも苦労し、「君誰だっけ」と後輩に尋ねることも度々です。

そんな心許ない私に、試験官は一枚のパネルに4種類の絵が描かれたものを、次々と四枚、つまりは16種類の絵を覚えておくように指示されます。

そして息つく暇もなく次の問題へと移行します。

アットランダムに並べられた沢山の数字の中から、指定された2個の数字を斜線で消して行きます。

次に違った数字を指定されて2度繰り返します。何十秒という短時間で終了しなければなりません。

そしてそれが終わると、自分で描いた大きな時計の文字盤に245分を示すよう短針と長針を描き込みます。

 

なんだい意外と簡単だなと、私は密かにほくそ笑みます。

実はこれが巧妙に仕掛けられた落とし穴とは知らずに。

 

ここで試験官が

「それでは、先ほど見せた16種類の絵の名前を、覚えているだけ書いてください」

 

オイオイ、それはないよな!?

成る程そうか、先ほどの絵を、別の設問を挟むことで、それに集中させ、その記憶を飛ばしてしまおうという魂胆か!^_^

 

そう来るのか?

 

よし、それなら朧になろうとする記憶を甦らせようと、無理やり脳みそに手を突っ込んで掴み取るってやる!

76点以上が合格ライン

結果発表まで40

トイレに2

待ちどうしい

 

わーやった96点なのだ。

 

 

後、来週には実車と講習。

浮かれていてはいけない!

そろそろ、免許証を返納する事も考えなければならない。

 

 

これも後期高齢者の避けられない覚悟なのですから。


あれあれ時計を書いたのは最後だったのです。老人の切ないため息でした。