去る、1月29日、劇団昴のすばる倶楽部会員のパーティーがありました。
現在、なんとか細々と、この劇団昴が存続しているのも、会員の皆様のお陰です。
その方々に感謝の意を込めての、ささやかなパーティーです。
パーティーに参加して頂いた会員の皆様との、記念写真です。
会員を代表して、最初に松本淳一郎様のご挨拶がありました。松本氏は劇団雲の創立当時から会員です。つまり、1963年から、2017年の現在までずっと54年間会員でいらっしゃった奇特なお客様です。
彼のご挨拶を聞きながら、ハッとしました。この私も、雲創立以来、54年間一つの劇団で過ごして来ました。そして、1975年には、劇団雲の解散が有り、劇団昴が誕生したのです。いろんな事がありました。
時間は、なんの相談もなく、非情に押し寄せて来るものです。雲の創立時の先輩達は、皆、泉下の客となりましたが、いまだに、なんとか、息せき切らし、現役でいるのは、私一人です。何とも寂しく、言いしれぬ孤独感に襲われています。小池朝雄、谷口香、新村礼子、西本裕行、稲垣昭三、そして西沢利明、皆、私の前からいなくなってしまいました。今こそ、彼らにもう一度会いたい、話したい、相談したい、助けてもらいたい、そんな気持ちで一杯です。
私も、気がつけば、81才になっていました。
まあ、言ってみれば、死神君と相合傘で仲良く歩いているようなものです。
そして、今やそんな歴史に無頓着で、天真爛漫な若者達で溢れています。
左から、髙草量平、立花香織、落合るみ、田徳真尚、中西陽介
左から、立花香織、中西陽介、牛山茂、岩田翼
左から、福永光生、渡辺晋平、加藤和将
そして、若者達に囲まれてご機嫌な、ベテラン女優、小沢寿美恵さん。
男優では、数少ない劇団雲時代を知る、ベテランの山口嘉三君。正義感の強い男です。
ゴスペルを披露する、コーラス部。
決して、豪華ではありませんが、俳優達それぞれが、心を込めて作った、料理でお客様をおもてなししました。
僕が、料理の写真を撮ったときは、半分以上既に料理が売り切れていました。
だから、もっと、沢山の料理があったんです。料理長の大坂史子さん申し訳ありません。
会員の皆様に『ふくろう』の宣伝をさせて頂きました。
主役の服部さんは、知恵熱を出し(笑)欠席。
永井将貴は芝居の稽古で、永井誠、江﨑泰介は仕事で欠席でした。
一番左に遠慮がちに写っているのは、演出助手の広瀬和さん。
あっという間に、楽しい宴の一時も過ぎ、次の日から、『ふくろう』の稽古が始まりました。