高気圧が張り出して、気分が良い。

人間も所詮、自然の一部でしかないと、細胞が呼吸しながら鼻歌を歌う。




1129日金曜日、退院して初めて診察を受けた。

血液検査と、尿検査、そして、肛門内部の触診。



その結果、異常はなく、これからは3ヶ月に1回程度のMR検査やPETCT検査で経過追跡することになった。



今のところは放射線治療やホルモン治療も必要ないとのこと、ひとまずはホッとしている。



そこで早速、心配をお掛けした皆さんに報告をしたく、ブログを書くことにした。



実は、この1ヶ月、家にこもりがちで、憂鬱な日々を過ごしていた。



面白いことに、そんな時に限って、新興宗教からチラシや広報紙が送られて来た。

よく調べたものだと感心する。



宗教の是非や功罪についてとやかく言うつもりはないし、勉強不足の私には、その資格もない。

ただ、興味が持てないだけである。
それに、なんの損害を被ったわけでもないから、これは、たわいない世間話だ。



だが、歳を取れば日々何かと不安で、その上病気などすれば一層孤独を感じ、ふと、世間から疎外されたような妄想に囚われることもあるだろう。

ましてや、独居生活を余儀なくされている老人に思いをはせると、その寂寞とした心の風景が見えるようだ。


誰かに、何かにすがりたくなるものだ。


そんな時人は、にわか仕立ての信頼を武器に、偽りの優しさをかき集め、言葉巧みに誘い込むサギ師などの罠に陥るのだろうか。




おっと!

こうしたネガティブな考えを払拭するためにも、俺は、これから、尿漏れパットのスペアーを懐に、外に出よう!