WBC世界スーパーフライ級王者エストラーダと

WBA同級王者のローマンゴンザレスの試合ですが、


戦前の期待を裏切らない死闘となった。

ロマゴンの手数と素晴らしいボディワーク、エストラーダのコンビネーションとパワーショット、そして試合運びのぶつかり合い

本当に見応え満点で幸せな36分間だった。

結果は115-113 117-111 113-115の2-1でエストラーダがものにした。




エスト   ロマゴン

10-9

9-10

10-9

9-10

9-10

9-10

10-9

9-10

10-9

10-9

10-9

9-10

114-114


私のライブ配信を見ての同時進行での採点はドローだった。


※追記 見返したら10Rはロマゴンに振りたくなった。

よって115-113で私はロマゴン支持



もしかしたらもう一度見返せば採点が変わるかもしれない。それほど判断の難しいラウンドが大半だった。

SNS上ではロマゴン優勢の見方の方が多かったが、

僅差エスト〜僅差ロマゴンは十分ありえる。

訳の分からない奴を一人除いては大方の見方がそうであろう。

だから勝利を盗まれた、というのは違うかなと思う。

でもローマンゴンザレスは負けてない。

評価を落としたわけではない。



試合後に手数とヒット数でややロマゴンが上回っていたという情報が出たが、

私は試合を見ている限り、明確にロマゴンが上回っていたようには見えなかった。

それくらい競っていた。

後からデータを持ち出して手数とヒット数でロマゴン勝利!は分からなくもないが、そんなのその時に判断できなければ仕方ない。


エストラーダの方がパワーショットの数が多かったように見えた。

私自身、良いタイミングでパワフルなパンチを評価したラウンドもある。

1のパンチを数発当てても10のパンチが綺麗に決まれば10のパンチの方をとられる事も大いにあるし、

決して1のパンチを当て続けて相手のパンチを貰ってないわけではないのでなかなか判断は難しい。



これだけは言いたい。ロマゴンの8ラウンドはベストラウンドだったと思う。本当に素晴らしかった。



ただロマゴンはスーパーフライではやはりパワーレスすぎた。パワーレスでも井岡一翔のように貰わず当てるボクシングができれば良いのだが、どうしてもスタイル的に違うので被弾は多くなる。その時に相手を止めきれないと厳しいかもね。



個人的にロマゴンが好きなだけに残念だった。

しかし、別にエスト勝利自体はおかしな判定でもないし、仕方ないかなと思う。



エストは指名挑戦者のシーサケットを迎えて防衛戦がほぼ決まりかな。


ロマゴンは井岡とやって欲しい。



ちなみに話は変わるが今日のお互いのできなら井岡が倒しちゃいそうな気はするけどね。