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福島原発の事故

3月22日のブログに書きましたが、今回の原発における

震災被害は人災であり政府・東電側の初動ミスだと

私は今も確信しています。

最初に放射性物質セシウムが観測された時に

何かしらの化学反応が内部で起こっていた事、

おそらくスリーマイルを上回る被害が出る事を

素人の私でも推測することが出来ました。

このような状況でも、東電・政府が福島原発の

1~6号機全部の廃炉を決定を発表したのは

事故から20日近くたった3月30日でした。

「冷却水で炉内の温度は下がっている。

廃炉までの工程が素案されている、

少しずつだが前進している。」

「ただちに健康被害の問題はない」

この言葉を信じ安堵するも束の間、翌日には

野菜からセシウムや要素が何万倍出ましたよ、

乳児は水を飲まないようにしてください、

といった政府発表の情報に右往左往させられ、

水が手に入らず途方にくれる子育て中の

日本国民や、一刻も早く祖国へ脱出したい

在日外国人で日本は大パニックに陥りました。

中には

・3月20日頃から鼻血が止まらない

これは放射能を浴びたときの初期症状で

粘膜がやられてるからではないのか!?

・最近、抜け毛が増えた。被爆していないか?

と、異常に敏感になっている人も出ています。

おそらく、避難地区を外れた圏外では

枝野氏がおっしゃるとおり

「ただちには影響がない」と思われるので

上記事象は偶然だろうと思われます。

日本は現在、花粉と黄砂が飛んでますから

アレルギーによる鼻水などで粘膜が

弱っているだけで、大騒ぎすることではありません。

私が心配に思うのは「ただち」に起きなかった

甲状腺異常やガン、妊娠異常であり

これらは事故から10年単位で見ていかなければ

被害があったかなかったかは検証にならないと

思っています。


今回の原発事故

少し前にチェルノブイリについて書いたことがあります。

私のブログの訪問者数がこの度の大震災で

急激に伸びていました。

原発の事故について調べるうちに私の記事に

たどり着いた方々だと思います。


チェルノブイリの事故と今回の震災で起こった

原発事故を一緒に考えないでください!という人を

幾人か見てきましたが一緒に考えているのは

事故の規模ではなく、事故によって遭う可能性がある

「被害」の大きさだと思います。

なにせ、比較対象になる事故がわずかしかないのですから

チェルノブイリに比べてどのくらいの被害で収まるか

ここが人々の関心であり知りたい情報であると思います。

決して、事故の規模を比較しているのではないということです。


チェルノブイリと福島の原発はまず炉のタイプが違います。

日本にある原子炉の全ては軽水炉です。

チェルノブイリの場合も水で冷却するタイプですが

黒鉛を減速材として使っていたので

(黒鉛は炭素ですからよく燃えます)

爆発事故の規模としては最大となりました。


今回の福島は建家のみが吹き飛びましたが

中の容器などに損傷が出れば被害の重大さは

チェルノブイリを上回ることになると思います。


既に東北・関東一円の農作物や水、乳などに

放射性物質が含まれていることが判明しています。

これらの事故を「事象」と軽視して話をした枝野氏、

「重大な事故にはならない、直ちに健康被害は生じない」と

一貫して主張してきた東電と政府はチェルノブイリの

事故を隠蔽しようとしていた旧ソ連と全く同じです。


私たちが知りたいのは「最悪の事態のケース」になった時

どのような被害が想定され、どの程度の避難が

必要であるかという情報なのに東電の発表は

「直ちに重篤な問題にはならない」としたあやふやな

回答であり、場合によっては被害の規模を大きく

しかけない何の根拠もない「絶対安全論」のみです。


原発事故というのは多発しませんが

小さな事象は闇に葬られます。

私たちが知り得ているのは発表せざるを得なかった

比較的規模の大きな事象~事故のみです。

1つ間違えば大事故につながる可能性がとても高い原子炉。

また、その事故は本当に小さなミス・・つまり人災が

引き金となりかねないのです。


随分長くなってしまったので一旦終わります。

読み足りない方は以下、リンク参照。

発がどんなものか知ってほしい

よくわかる原子力

日本の原発奴隷




大地震

大地震に被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

未だ、友人一人と連絡が取れていない状態ですが

ニュースで友人の名前が読み上げられてないので

無事でいてくれてると信じています。



一人でも多くの人が助かりますように。

また、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。