結局病院から歩いて帰ってきた彼女。


今日頼まれた携帯電話代14000円をテーブルの上に置いておいたら、それをだまってとった。


「お母さんからは携帯代もらってないの?」


「もらってない。払ってくれない。」


「俺にも出すな、自分も出さないって、じゃ、一度止めてみたら?」


(僕は彼女の母親に、もう助けてくれなくていいと言われている。どうも悪い存在のようで。)


「そしたらヒステリックになるからだめ。」


それにしても、「ありがとう」くらい言えないのかな?


ま、別にいいけど。。。



と思ったら、どこかに電話し始めた。



そのぷかぷかふかしてるタバコもただじゃないんだぜ。


僕が毎日1箱買ってくるんだ。








今日も彼女は病院。注射でおとなしい日だ。


病院に行く前に、しきりに薬を変えて欲しいから言おうかどうしようか迷っている。


ハルシオンが効かないという。


そりゃ、昼間あれだけ寝たら、夜寝ようと思っても効くものも効かなくなるよ。


と言うと、昼間寝てるのは「現実逃避」だという。


可哀想ではあるが、幸せなご身分だ。


昼間死ぬほど寝て「現実逃避」し、夜は薬の力を借りてさらに寝ようというのだ。


要は、活動したくないのだ。



一人でいられない、ご飯も食べれない、泥酔する、ラリッて人の服に火をつける、包丁を握っておどす、こういう彼女と暮らしていたら、僕は社会生活が送れなくなる。


今は行くところがなくて可哀想だから、僕は耐えている。彼女はずっと一緒にいたいようだが、それは無理だ。


彼女にも何度もそう話した。彼女の将来に責任なんか持てない。



病院代5000円をやり、彼女を病院に送って、帰った。終わったら電話してくるだろう。


で、今さっき電話。


「何してる?」


「仕事。迎えに行くよ。」


「いや、いいよ。」


(いいって、どうやって帰るの?}


「行くよ。」


「いや、いいよ。」


ということから始まって、言い合いになった。


で、いつものように彼女が、「そんなことを言う人とは一緒にいたくない。」


「じゃ、一緒にいるなよ!」


これ、僕の本心。


でも、どうせ帰ってくる。




今日はおとなしいと思ったら、携帯を一生懸命いじっている彼女。


何をしているのか尋ねると、某SNSで知り合った病気のコとメッセージやりとりしているらしい。


薬の名前教え会ったり、その薬についてネットとで調べたり。


そういうのはすごくいい心の安定剤になるのかも知れないけど、それで病気は治らない。


たぶん、2-3日すると飽きてくるのがいままでの常。


それでもこうして平穏にいられるのは、とても、とても、うれしい。