今日も彼女は病院。注射でおとなしい日だ。
病院に行く前に、しきりに薬を変えて欲しいから言おうかどうしようか迷っている。
ハルシオンが効かないという。
そりゃ、昼間あれだけ寝たら、夜寝ようと思っても効くものも効かなくなるよ。
と言うと、昼間寝てるのは「現実逃避」だという。
可哀想ではあるが、幸せなご身分だ。
昼間死ぬほど寝て「現実逃避」し、夜は薬の力を借りてさらに寝ようというのだ。
要は、活動したくないのだ。
一人でいられない、ご飯も食べれない、泥酔する、ラリッて人の服に火をつける、包丁を握っておどす、こういう彼女と暮らしていたら、僕は社会生活が送れなくなる。
今は行くところがなくて可哀想だから、僕は耐えている。彼女はずっと一緒にいたいようだが、それは無理だ。
彼女にも何度もそう話した。彼女の将来に責任なんか持てない。
病院代5000円をやり、彼女を病院に送って、帰った。終わったら電話してくるだろう。
で、今さっき電話。
「何してる?」
「仕事。迎えに行くよ。」
「いや、いいよ。」
(いいって、どうやって帰るの?}
「行くよ。」
「いや、いいよ。」
ということから始まって、言い合いになった。
で、いつものように彼女が、「そんなことを言う人とは一緒にいたくない。」
「じゃ、一緒にいるなよ!」
これ、僕の本心。
でも、どうせ帰ってくる。