『鯉のぼり図鑑』~こどもの日は、鯉のぼりの日 | 明日を夢みて

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男性が好きな男性です。試される大地に住みながら、ゲームをしたり、本を読んだりして、試されています。チョコレートのように甘~いブログを目指します(*´ω`)

 鯉のぼりの日、おめでとう!

 

 

 最近は、子どもの数が減っていることもあり、「おもしろそうに およいでる」鯉のぼりを目撃することが、めっきりなくなってしまいましたね。

 鯉のぼり好きの一人として、残念です。

 

 仕方がないので、ダイソーで買ってきた鯉のぼりを自宅に飾りました。

 そうしたら、鯉のぼりをつないでいるヒモが脆すぎて、強風に煽られ、赤い緋鯉が地面に落下していました。

 竜になろうとして、失敗したのかもしれない。

 

 さて、鯉のぼりの歴史ですが、登龍門伝説(鯉の滝登り)を描いた幟がルーツだそうです。そして、その鯉を立体化したのが、鯉のぼりであるとのこと。

 

 本書には、江戸期以降の鯉のぼりの写真が掲載されています。

 当初の鯉のぼりは、和紙製だったようです。明らかに、雨とか風に弱そう。

 

 ちなみに、昔の鯉のぼりは、関東系と関西系に分類されるようです。

 関東系は、黄色系の地に極彩色。関西系は、白地に単色。

 個人的には、シンプルな関西系が好きです。金太郎とか、余計な模様も要らないと思うんですよね。

 

 この本には、変わり種の鯉のぼりも載っていて、岡本太郎デザイン鯉のぼりとか、カープ鯉のぼりなんてのもあるんですね。

 グッズも様々あって、本物の鯉のぼりの記事を使った扇子なんてものも。欲しいなぁなんて思って調べたら、13,824円ですって!!

 さすがに、手が出ない(´・ω・`)

 

 

 なお、鯉のぼりが描かれた浮世絵なんてのがあるのも、この本で初めて知りました。

 

 「鯉のぼりができるまで」では、代表的な3つの制作過程が解説されています。まさに、職人技なんですねー。

 

 日本各地で、鯉のぼり祭りが開催されているようで、いつか参加してみたいなぁ。

 ちなみに、大きな鯉のぼりに食べられたい(鯉のぼりの中に入り込みたい)というのが、ささやかな夢であります。いつか実現するかしら。

 

 この本の巻末は、「日本鯉のぼり協会加盟14社一覧」という、ただの業界宣伝だろという内容になっていますが、それもご愛敬というところでしょうか。

 鯉のぼり文化は、いつまでも廃れずに生き残り続けてもらいたいものです。