この『丘の上から』という曲、リリースは1983年ということになっています。

かれこれ40年以上前の曲ですが。
(古い音源は音質が良くないですけど、ライブの方が好きなので紹介しておきます)

この曲は大ヒットした『初恋』のレコードの、B面に収録されていましたが、私は知人のカセットテープで聴いたのが最初なんですよね。しかもA面の『初恋』より印象に残った曲でした。

この曲をcoverする人、意外といるんですよね、今でも。

で、『丘の上から』を少し聴いて、アレ?っと思いませんでしたか。

曲の一番最後です。
短い曲ということもありますが、まだ曲が続くような感じを覚えませんでしたか?

実は初めて聴いた80年代、そのとき、そう思ったんです。

それ以来、心に残る曲になりました。

当時、ライブの最後によく歌われていたようですが、村下孝蔵のこの曲への思い入れがあったのかもしれない、と今更ながら想像します。

歳をとって、改めてこの曲を聴き直してみると、何か、心を寄せた人との単なる別れだけでなく、死別を歌っているようにも感じるのが不思議。

恐らくそれも、短い曲の、しかも曲の終わり方にあるように思います。

村下孝蔵の曲作りのうまさ、ですね。