24日、大和民俗公園で開催された「ならみんぱく梅まつり」へ行った。
公園内の東側にある梅林には3種類(蝋梅・紅梅・白梅)約140本の梅が植えられている。
例年1月頃から蝋梅が咲きはじめ、続いて紅梅・白梅が咲き、3月中旬ぐらいまで楽しめる。
それに合わせて公開された修理中の古民家を見学した。
旧臼井家住宅(国指定重要文化財)は高市郡高取町上土佐の旧高取城大手へ通じる道の北側にあった町屋だ。
建築年代は明らかではないが、構造手法から18世紀前半頃の建築と推定されている。
高取藩の公用伝馬の役を務めるかたわら、酒、醤油の販売を営むほか、大年寄をも務めたという。
旧松井家住宅(県指定有形文化財)は宇陀郡室生村(現在の宇陀市)上笠間にあった農家で、代官を務めた子孫だったという。
主屋の建築年代は文政13(1830)年3月記の祈祷札や間取り、構造などからその頃に建てられたという。
園内では南京玉すだれなどの演技が行われていた。
参考:
奈良県立民俗博物館
https://www.pref.nara.jp/1508.htm