パッケージデザインに限らず、デザイン全般でいえるのが｢シンボル化する｣｢簡略化する｣というものがとても重要になってきます。キャラクターデザインやロゴでもそうですが、出来るだけ詳細の表現を省いて人目で何かを伝えられるものが、人々の印象にも残るものになっていきます。今回はうまくシンボル化されたパッケージデザインをご紹介します。
映画ツウ限定！気づくとうれしくなるワインのパッケージ
今回ご紹介するのは、ロシアのモスクワ、｢The British Higher School of Art and Design｣の生徒さんの作品です。ぱっと見はただの帽子のシルエットをモチーフにしたパッケージかな、と思います。
しかしよく見てみると、それぞれの帽子の形が異なります。
・帽子がシンボルとなっているイギリスの映画俳優、また映画監督でもあり脚本家でもありました。その一人目はチャールズ・チャップリン
・二人目はアメリカの喜劇俳優。バスター・キートン。彼もまた映画監督でもあり脚本家でもありました。
・三人目もアメリカのコメディアン ハロルド・ロイド。1920年代を主に活躍したサイレント映画の大スターです。
「世界の三大喜劇王」のこの3人を帽子だけでシンプルに表現。分かる人にしかわからない、といったところがいいところでもあり、欠点でもありますが、こんな試みも楽しいのではないでしょうか。
こんなワインを片手に喜劇を堪能するのもアリかも…。
引用：海外サイト