「ファミコン本体と一緒に買うソフトは絶対マッピーなんだ♪」
なんて、その日を指折り数えていたあの頃のお話。
1984年のクリスマスシーズン、ファミコン本体は品切れが続き、入手は非常に困難でした。
本体をプレゼントしてもらう予定だったのに、どこを探しても本体がなく、結局、カセット6本との抱き合わせを30,000円で購入するという悲劇が訪れたのです。
しかも、弟と10,000円ずつ出し合うことに…。
父親サンタはハナから10,000円の予算だったので、端数の4,800円(ファミコン本体の定価は14,800円)を私が、マッピーの4,500円を弟が払う予定だったのに、この予想外の出費でマッピー購入の夢はジ・エンド。
ちなみに、抱き合わせの6本は友達が持っているソフトと被らないようセレクトした結果…
「ドンキーコング」「ドンキーコングJr」「ドンキーコング3」「ドンキーコングJrの算数遊び」と、ドンキーづくしの『びっくりドンキーカルテット』。
あと、「ポパイ」「ピンボール」…。
…大人って汚いよね☆
そんな高嶺の花、マッピーを借りれたときは遊びに遊びまくったなぁ…。
トランポリンとドア、ベルを駆使してネコ(ニャームコ&ミューキーズ)に立ち向かうネズミ警官マッピーの愛くるしさにもう夢中。
続編の「マッピーランド」「マッピーキッズ」より、この元祖の方がグラフィックもイイし、何より飽きのこない作り。
軽快でノリのイイBGMを含め、すべてのバランスが秀逸で何回遊んでも変わらない面白さ。
面のバリエーションが乏しいけど、全然許す!
面が進むに連れ、「ご先祖様」のストーキングが暴走特急と化す悪夢も印象深い。
ヤラれる原因の90%はコイツだ!
しかし、あの姿は何なんだ…!?
肖像画?
助けて!うしろの百太郎!