昆虫をモチーフにした敵を倒すシューティングゲーム。
アーケード版はカプコン。
移植元は徳間書店。
言わずと知れたファミコンマガジンの発売元です。
まだファミコン雑誌がファミコンマガジンのみだった時代、パソコン&アーケードメインのゲーム誌BEEPにアーケード版の「エグゼドエグゼス」の特集が載っていまして、その画面の美しさと、濁点多すぎのタイトルのクールな響きにクラクラした私でした。
そして、待望のファミコン移植。
結果は…移植、大失敗!!
バグが多すぎ。
とにかく画面が見にくい!
加藤あいかと思ったら阿藤快。
ローラかと思ったら水沢アリー。
そんな感じに別物になってしまいました…。
グラフィックもBGMも非常にショボくなってしまったので、無駄にゴチャゴチャしただけの背景を
バックに延々とゲームは続きます。
コンティニューは無限な上、その場で復活するシステム。
遊ぼうと思えば誰でも全99面まで辿り着けます。
ただし、エンディングはないし、そこからまたループするだけですが…。
画面のチラツキの不快指数は300%オーバー!
しかも、確かファミマガではこのチラツキを攻撃の一種のように説明してたはず。
プログラムの処理が追いついていかないだけなのに…。
結局、プログラムが悪いのか動きもドンくさい感じで、シューティングなのに爽快感なし!
徳間書店は本だけ出してればいいんだって!マジで。
でもこの後も「ゴーストバスターズ」「ラビリンス」と懲りずに数多くのクソゲーを輩出するのであった…。
汚名を返上するのは90年代に入ってから。
あの大ヒットパズルゲーム「ぷよぷよ」はこの徳間書店が発売した「ファミマガディスク」が元祖なんですよ!
もっとも、この功績を知る者は「エグゼドエグゼス」をうっかり買ってしまった方の0.1%にも満たないでしょうが…。