その当時、私はNYのルーズベルト島(マンハッタンの隣)に住んでいた。

 

コロンビア大学で修士号を取得し、結婚をして一人目を出産したばかりだった。

 

あの日、まだ夜中の授乳で朝は朦朧としている私のところに、

 

夫が突然泣きながらやってきた。

 

「大変なことが起きてしまった!」

 

あわてて、テレビを見ると、ビルから煙が出ている映像。人々がパニックになっている様子。

 

しばらくすると、なんと飛行機が隣のビルに突っ込んだ!

 

「へ~!うそ!これ映画?」と内心思っていた私。

 

出産後の私をケアしに来てくれていた私の両親は島の先端まで歩いていき、

 

マンハッタンの世界貿易センタービルから煙が上がるのを見つめた。

 

その後、何日もプラスチックの溶けたような臭いがただよった。

 

そう、9.11同時多発テロ事件が起きたあの日。

 

世界の意識が変わったあの日。私も大きな変化を遂げたあの日。

 

心理療法士だった私は、それからテロ事件後のこころのケアの活動に携わることになった。

 

あの日たくさん亡くなった消防士さんの残されたご家族、それを支援する人たちの支援、在米日本人たち、などなど。

 

そんな中で特に勉強を重ねたのは、「トラウマ」「PTSD」を体験した人のケアだった。

 

そこで、私が学んだのは、それまで大学院で、またその後の研究所で学んできたカウンセリングの手法・理論だけでは、

 

太刀打ちできない!ということ。

 

特に古いタイプの精神分析的なアプローチを学んできた私は、いかに自分が役に立たないか実感する羽目になってしまった。

 

そこで、気づいたのは、「こころ・からだ・スピリット」にアクセスするやり方をしなければ、ならないということ。

 

はりや灸、マッサージ、レイキ、様々なエネルギーヒーリング、など世界には自己治癒力を促す方法がたくさんあることを知った。

 

もちろん自分の専門は心理療法だが、たくさんの兄弟姉妹たちのようなほかの手法たちへの尊敬の念を持ち、

 

いつかもっと学びたいと強く思うようになった。

 

これが私が「ホリスティックヒーリング」と私の出会い。

 

あれから18年。今までオメガインスティテュートなどでたくさんの世界中のヒーリングと出会ってきた。

 

それから本当に良いものをセレクトして日本に、アジアのみなさんに紹介していきたい。

 

そして日本に戻り暮らして約15年たつ今、日本やアジアにもたくさん素晴らしい教えやメソッドがあると実感。

 

それを欧米に紹介していきたい。

 

そんな思いで立ち上げたのが「一般社団法人Sea Light Wellness Center」。

 

これから、世界を舞台にメッセージを英語と日本語で発信していきます~!