マンガです。「呪文」とタイトルにはありますがファンタジー系ではなくて、テーマは「短歌」。
作者は宮城県出身の日本人女性です。ペンネームはニコニコ動画……とは関係ないそう😆
ニコ・ニコルソン作「呪文よ世界を覆せ 1」月マガKDCXより。講談社のWEBマンガ「月マガ基地」に連載中です。
主人公はお笑い芸人の虎屋戸太郎。愛称トタ。相方の蜂村(愛称ハチ)とともに漫才コンビ「虎蜂(とらんばち)」としてデビューを果たしますが、評価されるのは相方のハチのみ。
いわゆる「じゃない方」の芸人として鳴かず飛ばずの毎日を過ごしています🚬
ついには同棲中の彼女にも愛想を尽かされ、後輩にもバカにされ、相方とは不仲に……。
家も職もあてがなく、やるせない気持ちをこっそり呟いたらそれが偶然の三十一文字📝
それが短歌好きの女性 龍田多悠多の耳に入り、多悠多はそれが河野裕子の歌に似ていると🥲
でも河野裕子の辞世の一首を口ずさみながら涙ぐむ彼女にも秘密はありそうで……🥺
河野裕子 についてはこちらをどうぞ👇
分からないながらも、トタは芸人としての再起も兼ねて、短歌の世界に足を踏み入れていくのでした。
👇でも短歌とお笑いは距離が近いと又吉直樹が指摘していましたね。
俳句を扱った漫画やアニメは割と爽やかだったりするものですが👇
本作は爽やかながらも苦味や重さがあります。もしかしたらそこに俳句と短歌の違いがあるのかも。
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