の続き。
■ULTEGRA からDURA-ACEに浮気したら乙女ギアがない!
今年の初め、コンポーネントをULTEGRA10速から念願のDURA-AC11速に換装した。その際、スプロケットをどうするか迷った。
乙女ギアに慣れきった私の登坂能力から考えてLow側に30Tは欲しいところ。しかしDURA-ACE11sには30Tの設定がない。う~ん、困った。
DURA11sではC⇒ 12~28 T が一番のワイドレシオで乙女ギアに近い。DURAで決めるとなればこれを選ぶしかない。
悩んだ末、ある考えから念願のコンポーネント総DURA化からは外れるが、スプロケットだけはULTEGRAのD⇒14~28 T(下表の①)でしばらく乗り回すことにした。
■スプロケットをDURAでなくULTEGRAのCS-6800(14-28T)にしたわけ
あとで②のスプロケットカセットを買い足せば、グリーンのアンダーラインのスプロケットを組み合わせることによって、14~32Tというカセットを組める。
早く登るより楽をして坂を登りたい私にとって、よだれが出そうな14~32Tという超ワイドレシオのスプロケットカセット(この組み合わせの市販はない)を手に入れることができる。
ただDURA-ACE11sのリアディレイラーで変速操作範囲は28Tまで。DURAで 32Tまで対応できるものがないので、この組み合わせはしばらく“封印”。
■これまでの乙女ギアを超える「超乙女ギア」が誕生
この“封印”を解いたのは、先日プライベートイベントでやった「▶富士ヒルクライムで古稀爺の体力・気力測定」の直前である。只々、楽して富士山五合目まで登りたい、その一心からである。
▶http://ameblo.jp/sogawa06/entry-12166240129.html
▶http://ameblo.jp/sogawa06/entry-12166549602.html
写真上段が②14-28T、①下段が11-32T。赤い線で囲ったスプロケット組み合わせ、14~32Tという超ワイドレシオのスプロケットカセットを組んだ。難しいことはなにも無い。
ただし、いま付いているDURA-ACE11sのリアディレイラーは使えなくなる。勿体ないがDURAを外し ULTEGRAのRD-6800-GSというロングゲージのリアディレイラーを組み付けた。
■貧脚の証明―「超乙女ギア」はサイズも超太め
速く走ることがかなわぬ古稀爺。乙女ギアと出会い、乙女ギアとの相性ばっちり、乙女ギア一筋でやってきた。が、コンポーネントのDURA化で一時は乙女ギアを諦めかけた。
なけなしのお小遣いをはたき、余分なスプロケットカセットを求め、リアディレイラーもDURAと ULTEGRAの両方を買って乙女ギアを実現した。このしつこさが貧脚の証明である。
それにしてもスプロケットのLow側の歯数が32Tもあるとさすがに太めだ。見る人が見ればすぐわかる。貧脚を証明しながら走るようなものだ。【完】
ではまた。