2040年の未来予測(1) 成毛眞 Makoto Naruke
Fig.1 2040年の未来予測
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目次 CONTENTS
◆はじめに 003~009 ページ
#01 1章 テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
Fig.2 テクノロジーの進歩だけが
1◆たった100年前から信じられないほど世界は変わっている 022 ページ
最初の実話:アインシュタインと夫人エルダがフランスから41日かけて船旅で
日本に来る途中で、急性胃腸炎で苦しみ、更に到着直前に「光電効果」で
ノーベル賞を受ける電報を受けている(1921年)。
43日の滞在中に日本中を例えば、京都・東京間を10時間かけ動いている。
現在なら2時間だろう。新聞、電話、写真が大盛況したが、現在の若者は新聞も
読まない、電話では声だけでなく動画も送れ、写真のフィルムを現像する人は居ない。
なお、アインシュタイン自身は、沢山開発された光電効果の技術的利益を受けていない。
2◆新しいテクノロジが登場した時、人間はその普及に反対する 025 ページ
例えば、19世紀末にカメラが、20世紀初頭に映画が、20世紀末にテレビゲームが
登場したが、当初は魂が抜き取られるなどと受入れられなかった。
携帯電話や iPhone も同様だ。新しい物に普通の人は懐疑的になる。
だから、いち早く可能性に思いを巡らせる人にはチャンスがある。
3◆新しい技術は組合わせで現れる 027 ページ
先にアインシュタインの光電効果を述べたが、これは「光は波である
と同時に量子(電子)である」と云う考え方である。この理論の利益として
街灯の明暗の自動スイッチ、太陽光発電パネル、ビデオやデジカメの
映像記憶技術、これらには半導体も欠かせない技術だ。
50年以上も前に、空飛ぶ車やDNA構造発見による遺伝子治療が実用化
されている。
何が言いたいか「現代を見渡せば未来が見えてくる」と云うことだ。
4◆5Gとはそもそも何で未来の何を変えるのか 032 ページ
運転手のいない自動運転バス、ドローンによる配達、遠隔手術、
前に立つだけで健康診断してくれる鏡、2040年これらは実用化
されている。その基盤となる技術が通信だ。「多くの情報を高速で
伝えることが可能になる」技術は通信が土台になる。
5Gは一般に「ファイブジー」と読む。通信規格はほぼ10年毎に進む世界規格だ。
1Gが1979年頃で、1993年に2G、2001年に3G、2010年に4Gが始まった。
5Gは日本では2020年から実用化が始まっている。
これらは世界規格であり、統一されているから世界中で使える。
通信速度が速く大量になり、世界を変える。以下割愛。
5◆6Gのすごさは「早く」「大量の情報のやり取りができる」こと 036 ページ
6Gの速さは5Gの10~100倍になると云われている。
スマホ等の僅かな待ち時間やホームページの開かない時間は我々をイラつかせ
ストレスになっている。 5Gでは室内にある物の位置関係の把握は難しい。
6Gでは数センチ単位で可能になるのは全ての物がインターネットつながるからだ(IoT)。
1平方km当たりの同時接続機器数が、5Gの10倍になり、1000万台の
機器のひとつひとつがセンサーになることで多くの情報が集まり、
ネットワークによる検知も可能になり、サービスの可能性が広まる。
地上だけでなく、衛星、航空機などでも使え、消費電力は減り省エネルギにもなる。
デジタル機器の充電ごとの利用可能時間は10倍になると。
6Gは2030年頃に登場するので2040年には当たり前になる。
6◆「低遅延」により、すべてのモノがインターネットに常時接続される 038 ページ
聞きなれない「低遅延」とは、文字通り遅れ、遅さがなくなることだ。
「IoT」と云う用語を目にされていると思うが、あらゆる物に小さな軽い
コンピュータのチップが組み込まれ、情報がつながる様になる。
コンピュータが水道や電気の様なインフラになり、当たり前になるので
コンピュータの呼称が消えているかも知れない。
7◆6Gで自動運転が可能になる 040 ページ
公共のバスや電車などは、ネットワークに接続された自動運転になり
輸送や物流なども効率的になるはずだ。
上空はドローンが行交い、どこにでも欲しい物が配達されるはずだ。
会議のあり方も変わる。クラウド経由で、リアルタイムで翻訳も可能だ。
貴方が日本語しか話せなくても、世界の人々と会話が出来るはずだ。
以下少しづつ割愛しながら、ご紹介します