驚きの囲碁の世界(玄玄碁経)-36 | 命をつなぐ

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 2019.10..末期がんを宣告され気力が乏しくなった。
1回目 アルカディアを求めて 五色風 2008.01.011~12.02.10.
2回目 先祖を尋ねて 光源氏 2012.2.11~2020.07.03.
3回目・今回「命をつなぐ」新H.N(青い海)2020.7.14,~
 『乾坤一擲』の心構えで参ります!!


驚きの囲碁の世界(玄玄碁経)-36
福禄寿三星献瑞(ふくろくじゅ さんせい けんずい)


 福禄寿を代表する三つの星が瑞祥を奉献する の意

今日は確か、3月3日なので黒白ともに石3個ずつで戦ってみましょう。

図827.福禄寿三星献瑞 白の手番

 
 白の3子が外に出れるかどうかと云う問題です。
白先の問題ですから当然脱出するか目になるかしないと、

問題にならない訳ですが、出題者に勘違いがあったようです。


正解は脱出不可能で、白死なのですが、この問題に限って「正解無し」は
編集出版側の配慮だと思います。
その位、難しく値打ちがあり、黒に妙手が見つかったのです。


 図05.いろは歌(ほ) 

星影の歌は分かり易く素晴らしいと思います。

図828-1.福禄寿三星献瑞 参考図1
 

 白先白死なのですが、出題者はこの参考図1の様に脱出できると読んだ様です。

作者の意図は白①、黒❷の時、白③、⑤と打ち、反対側も白⑦、⑨と打って、

(11)以下(17)まで両コウ(コウを二つ作る)で脱出だった様です。
しかし、これは黒失敗図に過ぎません。黒にも巧い手があり、次図に示します。

図828-2.福禄寿三星献瑞 参考図2
 
 脱出できません。白死です白③に対して黒❹とハサミツケル
手筋が見つかりました。白⑤、⑦には黒❽と打ちます。

反対側も白⑨に黒❿以下⓲まで取り囲みました。これが正解図です。

作者の出題意図が間違うこともあるのですね。
勿論これは立派な問題ではあるのですが。

3子の問題を後2回続け3月3日の記念とします。課題は沢山ありますが、
その次に5子の問題(僕の苗字)を1回だけ示し、
早ければ3月6日までに、
遅くとも3月8日までに囲碁のテーマを全て終わりたい。