易しい(初級囲碁)のおさらい-10 | 命をつなぐ

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 2019.10..末期がんを宣告され気力が乏しくなった。
1回目 アルカディアを求めて 五色風 2008.01.011~12.02.10.
2回目 先祖を尋ねて 光源氏 2012.2.11~2020.07.03.
3回目・今回「命をつなぐ」新H.N(青い海)2020.7.14,~
 『乾坤一擲』の心構えで参ります!!

易しい(初級囲碁)のおさらい-10
 囲碁の世界-23(活き形)
   (コウとセキ)


5.コウ
 劫の字を用いる。きわめて長い時間の単位。未来永劫。
 「コウ」だけでは死活は言えないが、石の形の状態図であり、
将来、その付近の死活に関係する場合が多い。やや難しい。

図5-1

 
 コウの基本型。
黒1に白2とコウに受け、黒3と取る。
ここで白がすぐに黒3の石を取り返し、
また黒がすぐ白の石を取り返すと、
これはきりのないことになる。
そこで同形反覆禁止のルールで相手が取ったあと、
すぐ取り返すことができなくなっている。

白はコウ立てをすることになり、
 黒1とツイで解消することができる。
もちろん、コウ立てを受けない場合の損失と、
コウをツイだ場合の利益とを比較して考えることが大事である。
簡単に見えるが、損得勘定は難しく、プロの碁でも現れる。



図5-3.コウの進行図-1,2


図5-4.コウ状態図


 この形がコウの状態図であり、この形になる前から予想して、
全体としての損得も予想して作戦を立てる。勿論アマチュアでも
出来るが、コウになる数が幾つできるか等、勝敗に絡むのでプロでも
悩む問題なのだ。難しいこと書いて御免なさい。
 

図27.いろは歌(お)

  
6.セキ
 漢字で「持」と書く。セキは黒白とも「活き」である。
 お互いに相手の石を取りに行こうとすると、逆に自分のほうが
 取られるので、どちらも手が出せずに生きを保っている状態。
 眼のない石同士のセキ、一眼ある石同士のセキ、地になるセキ
 などがある。
図6-1

 
 ごくふつうのセキで眼のない石同士である。黒白とも目なしで活きている。
図6-2

 
 一眼あるセキ。黒白とも一眼で活きている。
図6-3

 
 セキではあるが、黒地がある珍しい例だ。
例えば、黒は白二子を打ちあげてハマとし、
さらにナカデした白一子を取って計三目の地。
これ等の考察は有段者でないと初級者には無理と思う。

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一旦は閉じて元の「玄玄碁経」に戻ります。