化粧均し(春整枝) | 蒼風島茶異事記(茶農家気まま日記)

化粧均し(春整枝)

 この数日、間を挟みながら、「化粧均し(春整枝)」をやっていた。
 「整枝」には、秋春整枝と夏整枝とがある。
 整枝作業の主な狙いは、
 1)摘採面をきれいに揃え、次の摘採葉に、古葉や木茎が混入しないようにすること。
 2)頂芽を摘除することで、新芽数を増やしたり、新芽の生育を均一にすること。
 3)そのことで、良質の原料(生葉)を多く生産すること。
 である。

 特に生産量に関わるのが、「秋春整枝」である。
 「秋整枝」は、11月初旬頃行うもので、8月中旬の「夏整枝」以後伸びた芽を刈り揃える作業だ。
 この作業で、翌年の一番茶の収量と収穫時期とがほぼ決まる。
 その後、遅れ芽や季節風などで「立葉」が出る。
 「寝癖」のようなものだろうか。
 これを切りそろえるのが「春整枝」
 「化粧均し」とも言う。

 この作業が終わると、40~50日で、新茶の摘み取りが始まる。
 まさに、茶の木の、「寝癖」を直して、たたき起こす作業なのだ。

 これから、春肥の施肥、2回。
 さらに芽出し肥を一回。
 耕耘作業。
 そろそろ伸び出してくる茶園周辺の草刈り。
 葉面散布。
 人によっては(標準的には)、薬剤散布。
 被覆資材の被覆………。
 と作業は一番茶の摘採に向けて、煮詰まっていきます。