露地栽培と被覆栽培(1) | 蒼風島茶異事記(茶農家気まま日記)

露地栽培と被覆栽培(1)

 今年の一番茶の摘採(摘み取)は、例年より、3~4日ほど早くなるだろう、と予測しています。
 品種にも因りますが、「ゆたかみどり」で4月2~3日頃だろうと考えています。
 さて、二ヶ月後、どうなりますことやら(笑)

 お茶の栽培には大きく二種類あります。
 露地栽培と被覆栽培。
 陽に当て風に当て雨に当てて育てる、露地栽培。
 被覆資材を被せて光を遮る被覆栽培。
 被覆栽培したお茶は、「被せ茶」と言って高級茶の栽培法に分類します。
 「玉露」などがこの栽培法です。 

 お茶は、布(寒冷紗)などで被覆して光を遮ることで、葉緑素が濃くなり、窒素分が葉に多く含まれるようになります。
 含まれる窒素分はほとんどがアミノ酸で、つまり、俗に言う旨味成分です。
 そのため、被覆したお茶は、露地栽培のお茶より、原則的に旨味に勝るというわけです。
 でも、単純に被せれば旨いお茶が出来るわけでもないのが、農業の奥の深いところ。
 ただし、被せ茶の方が、お茶の緑色は確実に濃く鮮やかなものができます。
 そのため、被せ茶の方が露地物より、高値で取り引きされることが多いようです。
 同じ条件なら、1kgあたり1000~2000円ほど違ってくる場合もあります。

 その被覆栽培も、被覆資材や被せ方で何通りかあります。
 おおよそ、直掛け・トンネル掛け・棚掛けの三通りです。
 
 その中身については次回。