おばあちゃんのおうちを 取り壊します。
おばあちゃんは この家が大好きでした。
かなり 古くて痛んでいたけど ここに住むことに 拘りました。
身体つらくなっても ひとり さびしくても ここで 一人暮らしが好きでした。
2年まえに亡くなって 家の中が片付いて
ついに 取り壊します。
「 わあー おばあちゃんちの においだーー久しぶりー」
お習字が ライフワークだった義母の家は すこし 炭の香りがします。
「その角から いらっしゃーーーい 。待ってたよーーって ひょっこり出てきそう」
子どもたちの言葉に わたしも同感。
いつもみたいに 「○○ちゃん 待ってたよーーー」って声が聞こえます。
2階は まだ お習字の道具が残っています。 亡くなる4日前まで書いていた。
毎朝ここで 練習し続けてるって これだけは自分に課してるって いってたなーー
2階から1階を映しました。
階段の柱についた 手垢が
おばあちゃんの 手を 思い出させました。
指輪を 右手左手に2つづつの お洒落な おばあちゃんでした。
あとは 書籍類を 引き取ってもらって
お習字道具 もって帰って
アルバムの 写真を ご供養してもらって
御神絵(昭和天皇夫妻の写真)がありました。どうしましょ。
今月初めに 取り壊しに決まりました。
火事も地震も怖いので。
主人は 育った家。
子どもたちには 何かと寄った おばあちゃんち。
私 以上に 思うことが 多いことでしょう。
「 どうにか 維持できないの?」 長男がポッソといいました。
おかあさん。とうとう 取り壊しますよ。
いっぱい写真も撮りましたよ。
お母さんの書き残した お習字は デイケアーセンターでお手本として
使って下さるってことで 差し上げましたよ。
「あたしゃ この家と 地震で ぺしゃんと 潰れたい」
そう言ってたおかあさん。
「蚊じゃないんだから 足だけつぶれたら どーーする 痛いよーー 」
なんて つっこんで笑っていた頃が 懐かしい。
嫁に来た 立場のわたし だけれど、、、、んーーーーさびしいな。


