意外と知られていないWindows Azureについて少し調べてみましたので、簡単に纏めてみます。

Hyper-V同様に仮想OSを立てることはもちろん、
目的に合わせたサービスが用意されており、ワンクリックでサービスを作成できます。
例えば、Eコマースのサイトを作成したい時に、ギャラリーしていくつかのフレームワーク
が選択できます。
例)
・Drupal Commerce Kickstart
(オープンソースeコマースのフレームワーク)
Hyper-Vのように簡単にOSを作ることもできます。
例えばこんなOS作れます。
・Windows Server 2012
・Windows Server 2008
・SQL Server
・Ubuntu Server
などなど。
<他社サービスとの比較>

サポートされている言語が多いですね。
・.NET(VB,C#)
・PHP
・Java
・Ruby
また、何よりも既存資源が利用できることが
最大のアドバンテージではないでしょうか。
<実行環境>
Windows Azureの実行環境は、大きく分けて3種類あります。
「Webロール」「Workerロール」「VMロール」
Webロールは、IISの上で提供されるWebページとその処理機能になります。
簡単にいえば、ASP.NETによるページ表示機能に相当する。
Workerロールは、Webロールと対にして利用するもので、サーバー側の処理になります。
例えば、Eコマースのサイトを想定した場合、
Webロールはブラウザ上での画面処理。
Workerロールは、DBへの登録などの受注処理を行います。
なお、Workerロールはストレージサービスのキューと対になり、
そのキューに登録されたアイテムを順次処理を行います。
そうすることにより、データの大量処理などの場合、Workerロールを福薄うのVMで並行処理を
可能にしています。

VMロールはAzure利用者がHyper-V上で作成したWindowsサーバーそのものをWindows Azure上にホストし実行できるロールです。
従来のWebロールやWorkerロールでは難しかった既存アプリケーション移行や、各種ソフトウェアのインストールなど簡単にできます。
ただし、パッチ適用などの保守運用は利用者が行う必要があり、管理コストが増します。
簡単に言ってしまうと、OSから管理するのか、アプリケーションだけを管理するのかの違いですかね(^^;
<料金について>
使用時間と使用データ量により異なります。
なお、いくつかの基本プランが存在するみたいです。
・従量課金制
:使った分だけ
・6か月
・12か月
:長期契約することによって、29.5% ~ 32%割引
肝心な料金の算出方法ですが、
ストレージのデータサイズや、データ転送やアクセス数によって
変わるみたいです。なんだか複雑ですね(^^;
あまりよくわからなかったので、直接マイクロソフトに
電話してみたところ、口頭で説明するのは、難しいのでHPに計算ツールのページが
あるのでそこで計算してくださいとのことでした...
やっぱ、複雑すぎますよね。
※無料評価版は3カ月無料となります。
クレジットカード情報の入力が必要ですが、
もし時間があれば、サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
今回はここまでとさせいていただいて、
次回はAzure上で"Hello World"を表示させてみたいと思います。