無線LAN「IEEE802.11」とは~ ② | パークのソフトウエア開発者ブログ|ICT技術(Java・Android・iPhone・C・Ruby)なら株式会社パークにお任せください

パークのソフトウエア開発者ブログ|ICT技術(Java・Android・iPhone・C・Ruby)なら株式会社パークにお任せください

開発の解決方法や新しい手法の情報を、パークのエンジニアが提供します。パークのエンジニアが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。 株式会社パーク:http://www.pa-rk.co.jp/

今回は、「IEEE802.11b」「IEEE802.11a」について書きます。
/*------------------------------------------------------------------*/
●IEEE802.11bについて

IEEE802.11bは「タスクグループB」が策定したため「IEEE802.11」の後に「b」が付きます。
「ISMバンド」と呼ばれる2.4GHzの周波数帯域(免許不要)を使用します。

最大伝送速度は11Mbpsですが、電波の強度により通信速度が異なります。
もちろん、電波が強いところほど速度がでます。

日本国内で利用できるチャネル数は14chですが、同時使用最大チャネル数は4chです。
ただし[14ch]を使用するのは日本のみで海外では[14ch]というチャネルは使用しません。
1つのチャネル幅の規格が22MHzであるため、IEEE802.11bで干渉することなく利用できるチャネルは、「 1ch、6ch、11ch、14ch 」(日本のみ) 4つとなります。

変調方式はCCK方式(Completely Code Keying:相補符号変調)を採用することにより
11Mbpsによる速度を実現し、802.11との互換性も保持している。

/*------------------------------------------------------------------*/
●IEEE802.11aについて

IEEE802.11aは「タスクグループA」が策定したため「IEEE802.11」の後に「a」が付きます。

「U-NIIバンド」と呼ばれる5.2GHz周辺の周波数帯域を使用します。
但し、この5GHzの周波数帯域は、移動体衛星通信システムにも利用されているために
電波法により屋外での利用が禁止されているので802.11aを使用する場合は屋内である必要があります。
 ・5.15-5.35GHz : 屋内の利用に限り免許不要
 ・5.47-5.725GHz : 屋内外に限らず免許不要

変調方式は、OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiple) 方式を採用することにより、伝送速度は36~54Mbpsとなり、IEEE 802.11bの約11Mbpsから大幅に高速化されています。

/*------------------------------------------------------------------*/

次回以降は、「IEEE802.11g」と「IEEE802.11n」について記述します。