総選挙の告示日まで、かなり時間がありますが、事実上の選挙戦は今日からです。
昨日の解散から各候補者(前議員ですが)は、地方に戻り今日から挨拶回りに忙しいと思います。
そう考えると、民主党は急な解散により後手後手に回った感があります。
第3極の各政党も同じくです。
逆に自民党は準備万端といった風に思えます。
自民党は3年前の選挙の時には大物議員が軒並み落選の憂き目に会いましたが、今度はどうやら民主党のようです。
首相経験者の議員でも落選するかもしれません。
鳩山・菅元首相などです。
また、野田首相でさえ、どうなるかわかりません。
自民党に比べ、風に弱いのが現在の民主党です。
無党派層というのは風見鳥と一緒で、風が吹けばそちらの方を向きます。
その無党派層頼みで勝ったのが前回の総選挙であり、
それから、民主党支持層を増やすことを怠っていたといいでしょう。
自民党も小泉さんが自民党支持層を徹底的に破壊しました。
だからこそ、前回の選挙では向かい風に勝てず敗北しました。
政党というのは、選挙を勝つ上で、やはり自分の支持層を作り上げ、
それに対して、常に理念やら政策を発信し、それに準ずる政治をやらなければ、
選挙という荒波を生き残るのは難しいと考えます。
今回の選挙で民主党は大敗北を喫すると思いますが、
民主党に変わる政党が健全野党として出てくるのか、
もしかすると、民主党が生まれ変わって本当の国益にかなった政党になるのかはわかりませんが、
大事なのは、選挙が終わった時点から次の選挙への戦いが始まるということです。
その時は、自分の政策・理念を支持してくれる層を作り上げ、風に強い政党を作り上げて欲しいものです。
少なくとも、ポピュリズムの権化にだけはなってほしくありません。