1年前、二次試験を受けるために、娘も雪の街へ夫と一緒に向かった。息子も高校受験を間近に控えており、息子の弁当作りとレオンの世話を考え、方向音痴の私が行くより、夫との方が娘も要らぬ心配は少ないだろうと判断し、組分けが決定した。
当初、娘は都内の大学志望だったが、センター試験の結果を踏まえて、第一志望ではない大学に変更した。二次試験の願書を出す際に、考えに考えぬいて出した結論だ。親の戸惑い、困惑、不安…
本人は、そんなものでは無かったはず。高校1年の頃から、行きたいと決めていた大学を諦めて、自分が納得した上で、自分の意志で受ける大学を変えた。
どうしても、国立に行かなければならない。志望大学には、若干、点数が足りない。それなら、ランクを落とすしかない。でも、大学で研究する質は落としたくない。その上で出した結論だから、後悔はしない。そう言って、娘は、雪の美しい街にある大学を受験し、見事に合格を勝ち取り、大学生活を謳歌している。
今となっては、大学の選択は間違ってなかったと思っている。とても遠くて、体調を崩しても駆けつけてはあげられないが、彼女の性格に合った街で、どことなく地元に似た雰囲気のある街。そこで暮らす娘は、実りある毎日を過ごしている。
これから先、どんな壁にぶつかっても、しっかりと自分で乗り越え、進むべき道を選ぶ時、娘は大学受験を思い出すだろう。そして、自分の下した選択に間違いはなかったという自信の元に、歩み続けることが出来るだろう。
たくさん泣いて、迷い、悔しさを噛み締めながら、自分で決めた道は正しい方向だったということに…
