おはようございます。こんにちは。こんばんは。
今回は「スマートボール基板修理」となります。
修理依頼をいただいた時にスマートボールとは何なのか全く分かりませんでした…
流行ったのは父親の世代のちょっと上みたいです。
筐体はこちら⬇

しかし小さい頃に見たのは下側に玉を弾き返す為のアームが付いていたと思うので全くの別物かと…
症状はこんな感じです⬇

基板2枚共に遊戯不可能なレベルです。
まずは入力に異常が無いかを確認するためにこちらを作成⬇

筐体内部の配線図です。
1本1本確認しながら書き写しました。
点数に関わるセンサーに若干の接触不良はありますがそれ以外は全く問題は無しです。
センサーの接触不良を改善させながら通し方に問題がある配線の取り回しを変え、曲がりで接触不良がある配線は交換し筐体側の懸念材料を全て潰しました。
そうなってくると全て基板に原因があるので診ていきます。
ここで1つ謝罪を…
ブログにするつもりがなかったので初期状態の基板の写真を残していませんでした…
Xにポストしてありますので気になる方はアカウントを探してみてください。
(自分で辿って貼り付ければ良かったのですが…)
では続きをどうぞ⬇

基板2枚共にハンダの状態が非常悪く、依頼者様の前に所有されていた方が電解コンデンサを交換する際にスルーホールをグチャグチャにしてくださってました。
(写真はオーバーホール後)
ハンダの劣化、パターン切れによる動作不良も考えて基板のオーバーホールを実施しました。
最初はコンデンサー類の全交換だけで済ませようとしましたがICも所々テスターで反応しないので、最終的には抵抗、ダイオード、セグ、ポテンショメータ以外は全て新品に交換しました…

トライアックやリレーも交換してあります。
ICは4000シリーズで型番を黒塗りで隠してあるだけなら良かったのですが、削られていたのがほとんどだったのでICテスターが大活躍でした。
このオーバーホールにより点数のカウント以外は全て正常に動くようになりました。
基板2枚共に同じ場所のICの型番、仕様が特定できないのでその部分で間違いないとは思います。
点数のカウンタ回路を追うためにこちら⬇

ICの下隠れている回路を書き写しました。

特定できないICの周りから回路を追ったり、前後ICの動作を確認してみたり…等々
特定作業は2ヶ月位やっていたと思います。
4000シリーズの知識が無いのでそれの勉強やロジック回路主にカウンタ回路の勉強をして特定に努めました。
かなりの絶望感を味わいながらもこのスマートボール基板のICの配置はこの様に特定しました⬇

これだけでもある程度の価値はあると思います。
相当苦労しましたのでブログをご覧になられた方々は自動で貼り付けられている広告のクリックをお願いいたしますww
最後まで分からなかったのは「4073」の部分になりますが「これっぽいからとりあえず試してみるか~」で取り寄せたICがビンゴだったので設計を完全に理解して特定したわけではありません…
ただ4073を回路に入れて動作を追ってみたら「あぁ~なるほどなぁ~」と理解する事はできました。
比較画像はございませんがオーバーホールをした基板をご覧に下さい⬇

汚れや酸化でグチャグチャになっていた表側もある程度見られる様にはなりました。

カウンタ回路の心臓部はコンデンサーの液漏れなのか結構酷い状態でした。
ICは全てにソケットを付けて今後の故障の際すぐに交換できるようにしてあります。
セグ以外全て外してのオーバーホールだったので1枚辺り4時間位は作業していたと思います。
まぁ…パターンの修復がなければもう少し短縮できたかと…
無理やり引き抜くのはやめて下さい…
最後に動作確認動画を⬇
全ての点数に反応がありメダルの払い出し枚数も大丈夫です!
玉の払い出しだけ機械の空回りがあるので毎回16個とはいきませんが…
今回は以上となります。
よく診ているパチスロ等で例えるならCPUの中身を修理しているようなものだったので、ほんとCPUやPICの偉大さが痛いほど分かりました…
主に私のメモ用となるので「こういった症状の時はここ!」といった内容のブログではありませんが、配線図はありICは全て特定してあるので修理の手助けにはなるかと思われます。
それでは次回以降もよろしくお願いいたします🙇

