おはようございます。こんにちは。こんばんわ。
 
今回のテーマは「サミー系リールバックライト基板修理」となります。
 
症状は「電球切れが原因ではなくバックライトが点灯しない」や「点灯したままでフラッシュしない」となります。
 
台の年代的には↓
 
 
エウレカセブン付近の台となります。 
4号機の北斗からバックライトがLEDになるまでのサミー系の台になります。
 
点灯しないはすぐに分かりますが、点灯したままは気にしなければ中々気付きにくいかと思われます。
 
 
点灯したままの基板は通常デモ画面では消灯して「サミー」であったり機種名のバックライト演出が起こりますがそこでも点灯したままとなります。
 
点灯しないも点灯したままも原因場所は同じとなります↓
 
 
リールの上に付いているバックライト制御基板のトランジスタとなります。
各リールに3つずつ付いていて上中下を別々に点灯させています。
 
この画像は5号機中期の台用の基板で4号機の北斗や5号機初期はこちら↓
 
 
表面実装になる前のスルーホールタイプのトランジスタが付いていますが内部の構造は一緒です。
 
それともう一つ↓
 
 
各リールに一つ付いているICも関わってきますが、こちらが壊れていたことは今までありません。
 
まぁ・・・これが壊れたとしても短絡以外は良否判定ができませんが・・・
 
付いてトランジスタの詳細はこちら↓
 
 
デジタルトランジスタと言って内部に抵抗が入っているトランジスタとなります。
 
動作は一般的なNPNトランジスタと一緒です。
 
これが壊れる事により消灯や点灯したままとなります。
 
消灯したままのトランジスタはINからGNDへの導通が無く、点灯したままはOUTとGND間がショートしていました。
 
次はいよいよ交換となりますが表面実装タイプはこれが無いと交換が厳しいです↓
 
 
ヒートガンです。
部品が3mmと小さく、周りに抵抗やコネクターがあるのでハンダコテでは厳しい戦いとなります…
 
 
今回の基板は3リール共に点灯したままで、トランジスタが全てダメになっていたので9つ全て交換です。
 
敷いてあるマットのマス目は1cmなので小ささがよく分かると思います。
 
使用する部品はこちら↓
 
 
中々手に入りずらい「DTD123」となります。
表面実装の物ははまだ手に入りますが、スルーホールタイプは探すのに苦労します。
 
到着まで1か月位待つことに抵抗がなければ某サイトで簡単に購入できますが100個単位となります・・・
 
 
表面に書かれている数字に違いはあれど動作は一緒の物です。
 
 
交換完了となりますが、コネクターが近いのでヒートガンでもあまり熱をかけてしまうと溶けてしまうので注意が必要です。
 
筐体に取り付けてみます↓
 
 
点灯に問題は無く、デモ画面ではちゃんと消灯します。
 
 
小役が揃った時の点滅にも問題ありません。
 
これで修理完了です。
 
 
3リール共にいっぺんに症状が出るのは稀ですが、一部が電球切れじゃないのに点灯しないや点灯したままになる際の参考にしていただければと思います。
 
 
それでは次回以降もよろしくお願いいたします🙇