おはようございます。こんにちは。こんばんは。


今回は「液晶の偏光板剥がし」となります!


液晶が波紋状に白っぽくなったり、引っ掻いた様な傷が浮かび上がっている筐体が多いミレニアム筐体。


私の以前所有していた台はこんな感じでです!



上部に若干の変色が見られます…

電源を落とした状態がこちら!


ぐちゃぐちゃと膿んでいる様な状態になってます…

この様な症状は「偏光板」という液晶表面に貼られているフィルムが湿気により腐食して起こります。


ちなみに画像の様な状態になっている筐体は、液晶表面まで影響が出ている事があるので偏光板を交換しても薄く残る場合も😅


では偏光板交換で1番面倒な「剥がし」の作業を書いていきたいと思います!


現在ミレニアム筐体を所有していないので、単純に「剥がし」のみのブログとなります…



筐体から液晶を外してきた状態です。
たまたま液晶本体を持っていたので、これを使って説明していきたいと思います!

まずは外側の銀色のカバーを外します。


本来でしたらこの裏面にはバックライトと液晶の制御基板があるのですが、部品取りなのですでに取り外してあります。

画像の赤丸の部分を手で外側に広げます。


細いマイナスドライバー等を使い側面のツメを外します。


そうすると外側のカバーが外れます。
そこまで固くはないので簡単に外れます。


何度も写真に収めようとしたのですが、液晶と偏光板の境目が写真に収まりませんでした…
偏光板の方が液晶より小さいので、肉眼で見ればすぐに分かると思います!

境目にカッターを入れて偏光板を手で摘める位まで剝がしてください!

この時の注意は下向きにカッターの刃を入れない事です!
水平に少しづつ剝がして下さい。

摘めるまで剥がしたらこいつの出番です!


ドライヤーです!
温めるのと温めないのでは剥がし易さが段違い!
液晶を割らない為にも必ず温めましょう!


温めながら剥がすのでは無く、液晶の半分位を「ちょっと熱いかな?」まで温めて一旦ドライヤーは停止します。


そうしましたら液晶画面が湾曲しないように写真の様にしっかりと押さえて、少しづつ剝がしていきます。
一気に剥がそうとはしないで、少しでも剥がれ難くなったら再びドライヤーで温めて下さい!


途中で切れてしまいましたが、偏光板剥がしは完了です。
続いて表面に残った糊を取り除いていきます!


ブレーキパーツクリーナーかアルコールを使って取り除いていきます。

多分では無く…間違い無く!

この作業が1番大変ですww

覚悟して取組んで下さい。


所要時間は15分程度!
綺麗に糊を取り除く事が出来ました!

筐体を磨き上げたくらい手が痛いです…

そうしましたら新しい偏光板を付けるのですが、サイズは25cm位の余裕のある物を選んで下さい!

偏光板は取付の角度によって色合いが変わってくるので、液晶を仮組みして実際に映像を写しながら取付の角度を調整します!


「そんなのは面倒!」と言う方はほぼ全ての偏光板の取付角度は45度付近です!

写真の様に45度付近に合わせてカットすればそこまで大きな狂いは無いかと思われますが、やはり映像を写しながらの方が確実です!

何故液晶面より大きいサイズの偏光板を選ぶのかは、これでお分かりいただけたと思います!

偏光板をカットしたら、最初に外した枠で挟み込めば完成です!


本来でしたら、映像を写した写真を使って説明しなければならないのですが…
現在ミレニアム筐体が無いのでできません…

以上が偏光板の剥がし〜交換になります!

交換の際の参考にしていただけたらと思います!


それでは次回以降もよろしくお願いします。