第3回目はリール音の軽減の為の対策編となります。
まず台に共通して1番簡単に行える対策は、
「詰物」です!
吸音スポンジ等を隙間という隙間に詰め込めば音を抑えることができますが、今度は放熱の問題が出てきます…
長時間稼働させると液晶機は液晶が落ちる事もあります…
このブログでは「臭い物には蓋をしろ」では無く!
根本的な解決を考えていきたいと思います。
今回はこのタイプ
リールドラムをモーターに直接取付けるタイプです!
本来は分解して要所の写真を元に説明をしていきたいのですが…
このタイプで所有している2台が引渡し前の完成検査が終わっていて、再分解をしたくないので分解途中の画像を使っての言葉だけの説明になる事をお許し下さい🙇
このタイプの騒音の原因となるのが、
モーターの不良
リールドラムの割れ、破損
各部品ネジの緩みです。
まずはこの位まで分解をしてみてください!
ここまで分解すると細かい所の清掃も出来るので良いです!
あまりにも汚れが酷い場合は電子部品を外して水洗いをすると更に綺麗になります。
では…モーターから!
モーターは中のベアリングの状態によって個体差がとても大きいです…
モーターの回転音を少しでも小さくする為にはこちら!
浸透潤滑剤です。
こちらをロッドの隙間からモーター内部に吹きかけ、手でモーターを回して浸透させます。
モーターの裏に穴が開いているタイプは裏返して裏側からも塗布します!
これだけで「ガリガリ」音を出していたモーターが正常になる事もありますが、残念ながら治る数は少ないです…
どちらかというと不具合の進行を止める目的で使います!
ある程度浸透させたら余分な潤滑剤を拭き取り終了です!
あとはサビ防止の為にこちら!
スプレーグリスを塗っておくのも良いですが、こちらはホコリを集めやすいので塗り過ぎ注意です!!
次はリールドラムです!
リールは絵柄の剥がれ、プラスチック部分の割れを点検し、異常がなければ清掃して終了でも大丈夫です!
リールの剥がれがある場合は両面テープ等で貼ってもらっても大丈夫ですが、修正した時は修正箇所の対角線に同じ量のテープを貼り回転バランスのズレを防止します。
プラスチック部分の割れも一緒ですホットボンド等で修正したら、対角線上の同じ場所に同じ量の塗って下さい!
修正、清掃が終わりましたら、最後にワンポイント!
先程から回転バランスが〜と言っておりますが、これが案外馬鹿に出来ないのです!
「ウォンウォンウォン」といった感じで唸っているリールがこれを修正するだけで直る事が多々あります!
モーターのアンバランスで出ている場合は無理ですが…
ただ…リールの正確なバランスポイントを見つける事は出来ず憶測になります…
その憶測のポイントが、リール図柄の合わせ面です!
ここは写真が欲しかった…
リールをよく見てもらうと図柄が重なっている部分があります!
その反対側に同じ厚さ位にテープを貼り回してみます。
唸り音が無くなれば成功です!
最後にリールユニットになります。
ユニットに関しては取付の合わせ面に紙ヤスリをかけていただき組んでもらえれば大丈夫です!
製品のバリを取ってもらう感じになります。
これらの処置をする事で効果の大小はありますが、今まで全ての台で静音化に成功しています!
かなり面倒な内容にはなりますが、一度試してみては如何でしょうか?
さて次回はゴム付きのリールユニットの対策について書いていきたいと思います!
多分…こちらの方が需要がありそうですね…
それでは次回もよろしくお願いいたします。