バスターミナルには
僕達と同じく、別れを惜しみながら(やはり女の子は泣いていて)、
バスを待っているカップルが一組いて、 その光景は僕の不安を 少しだけ取り除いてくれた。
永遠の離別じゃない…。 再会を約束された一瞬の離別にさえも、
涙顔を甘やかに見せる君。
そんな彼女に
誓う様に そっと…………したかった。
こっちへ 悲しむ肩を ぐっと引き寄せたかった。
理不尽な事に…、
そんな思いが込み上げてきたのは、 僕がバスに乗った後だった…。
知らん顔でバスは出発した
戸惑わず 振り向かず
離別のバスターミナル
