
ついに私が少し体のケアでお手伝いを
した子どもたちの中から、
「タカラジェンヌ」
が誕生しました。
これまで、有り難いことに素晴らしい
子どもたちとの出会いで、
「プロ選手」
「陸上長距離世界選手権出場選手」
「K-バレエカンパニー所属バレリー
ナ」
などの誕生に、めぐり合わせてもらい
ました。
このタカラジェンヌの彼女との出会い
は、上記のK-バレエカンパニーに行
ったお姉ちゃんの治療についてきた、
小学校低学年の頃でした。
「一緒に治療する?」
「せん。」
「針打つ?」
「絶対いや!」
こんなやり取りをしたことを覚えてい
ます(笑)
大きくなっても針を打つことはなかっ
たですが、コンクールの前とか、発表
会の前にはマッサージに来てくれるよ
うになり、宝塚音楽学校に入学してか
らも、帰省した時にはメンテナンスに
来てくれていました。
だいたいこのクラシックバレエ組は、
出会いが小学生のことが多く、みんな
だんだん大人になっていって、立派に
なる過程を見ながら、それを喜んでい
たものなのですが、この「タカラジェ
ンヌ」の成長には、目を見張るものが
ありました(笑)
本当に小さくてちょこまか動くし、ち
ょっと年上のお姉ちゃんたちと一緒に
レッスンをすることが多いので、お口
も達者だったんですね。
そのまま大きくなるのかなと思ってい
たら、あの規律の厳しい
「宝塚音楽学校」
で2年間みっちり鍛えられたんですか
ら、それはこれまで私がお世話した子
どもたちの中では、ピカイチのお行儀
を身につけていました。
卒業式の映像をちょっとみましたが、
卒業生の中では身長は低い方になるみ
たいです。
得意のダンスで自分の居場所を見つけ
て、頑張ってもらいたいと思います。
ソフトボールや野球、サッカー、陸上、
バドミントンなどスポーツ関係の治療
が多く、自分自身もスポーツ馬鹿を自
認していましたので、この子たちとの
出会いがなければクラシックバレエに
触れることはなかったと思います。
発表会直前にアクシデント発生と呼ば
れたことも、今となってはなつかしい
思い出です。
髪をセットして、化粧して衣装を着た
子どもたちは、普段の姿とは違って、
しっかりバレリーナでしたし、現場は
ハードな、まるで試合会場のようでし
た。
私が持っていた「バレエ」というイメ
ージをぶち壊してくれたことでした。
この「タカラジェンヌ誕生」で、こ
れまで足を踏み入れることを考えたこ
ともなかった
「宝塚歌劇場」
に、行くこともあるかもしれません。
出会いに感謝です。
今日はここまでにしますね。