
ソフトボールマガジンの表紙は女子
ばかりです(笑)
北京オリピックでの金メダル獲得や、
東京オリンピックでの競技復活もほぼ
確実となれば、注目も集まりますよね。
テレビなどでは毎年プロ野球選手と、
女子の有名投手との対決があったりで、
メディアに登場する機会も増えました。
昨日から高知県で高校生の女子のチー
ムが集まって、強化試合を行っていま
す。
北国のチームにとっては、この時期に
土のグラウンドでボールを使って練習
や試合が出来ることはありがたいこと
のようです。
今年は特別暖かいですが、高知の人間
としては当たり前のことなんですけど
ね。
これまで不思議とされてきたことがあ
ります。
高知は男子は強いのに、女子は弱い。
何故なんでしょう?
答えは競技人口が少ない、これだけの
ことだと思います。
そうなんです、高知県でソフトボール
をやっている女子は、ものすごく少な
いんです。
これまでもそうだったんですね。
それに伴って強化出来る環境がないと
いうことが付いてまわります。
いわゆる3ないです。
人がいない。
環境がない。
お金がない。(強化するには県外に行く
必要がある。)
ですから高知の男子が特に能力があっ
たわけでもなく、多くの子供達がソフ
トボールをやっていて、そこに競争が
生まれ、良い指導者も生まれ、実績を
上げていっただけのことです。
少子化でソフトボールをやる子供の数
がどんどん減っていくこれからは、高
知だからといって簡単に勝てる時代は
もうないのかもしれません。
女子は相変わらず少ない競技人口なが
ら、高知丸の内高校が頑張って強化を
されていますので、昨年はインターハ
イや国体で、全国の競合校相手に堂々
の戦いをしていました。
そんな地味な積み重ねが、この新年早
々に高知へ行こうと全国の高校に思わ
せるようになった要因の一つではない
かなあと思います。
決して高知の女子の能力が低いのでは
ありません。
能力はみんな同じですし、素晴らしい
可能性を持っています。
ただ競争が少ない、高校を卒業してか
らの選択肢が県内にはない。
恵まれない環境ですが、頑張って続け
ていれば道は開かれます。
今の子供達は「闘犬センター」という
名前も知りませんが、その昔高知の田
舎に型破りの日本一のクラブチームが
あったのは事実です。
それもこのおかしなチームが「日本一」
になるなんて考えた人は、どこにも居
なかったんです。
頑張りましょう、高知の女子のソフト
ボーラーたち!
ただ、目指すものが大きくなると、練
習はきつくなり、休みはなくなります
けどね(笑)
今日はここまでにしますね。