来週の県予選直前の対戦相手は何と1回戦で当たる浦安さん、お互い手の内を隠すようにエースを温存しての対戦となった。柏の先発は第三エースで5月にも登板して敗戦投手となっているのだが、この日も相変わらずコントロールが悪く、フォアボールを連発しデッドボールも重ねると守りのリズムも悪くなる。風の所為もありセンターが大フライをまさかの落球し初回に3点を失ってしまう。名手のセンターはもう一つ落球が有った。

 

 その裏の柏の攻撃ノーアウト満塁の絶好機に4、5、6番が凡退して1点も入れられなかったのが敗因のひとつ。2回に1点を返したものの3回4回に1点ずつを取られて1:4、最終4回裏の攻撃は2点追加して尚、無死2塁だったものの、4番5番6番が凡退して3:5でゲームセット。

 

 私は県予選を控えて定位置のFPでセカンドの守り、ピッチャーの股を抜かれた二遊間の打球をポジショニングよく追いつき、一塁で刺したのは好プレーだったし、バントのカバーも悪送球を掬い上げアウトにする等無難に務めた。

 

 これで今年浦安さんには2戦2敗で、気分よく県予選に臨ませる形になった。敗因は投手の不安定さを置いておけば、何故か浦安戦になると沈黙してしまう打撃陣にある。今日は相手もエースではなかったにも拘わらずチャンスでフライを打ち上げており、どうも浦安投手陣とは相性が悪そうなのだが、来週の県予選はそんなことを言ってられない。柏らしい守りから打ち勝つ試合で頂点を極めるのみ。(了)