読書時間:4.5h
一読:ありかも
再読:なし
R指定:なし
著者:ココ・クルム/訳:松本剛史
原題:OPTIMAL ILLUSIONS
刊行:2026年3月
価格:2500円+税
出版:新潮社
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データサイエンティストが最適化から降りようとした旅
はじめに
フラットランド再訪
ラスベガスをあとにして
高原砂漠ハイデザートの教会
大停電のメタファー
偽物の神々
最適化の裏切り
ゴールドラッシュの後に
バビロン
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最適化はよいこと、とされている。
その最前線にいた著者は、いつしか”最適化”に疑問を感じるようになり、憎しみを抱くまでになった。
その謎を解くため旅に出た...
農業において最適化は、少ない労力で収入を増やした。(伝統的な農法の方が利益は多く、土壌も持続的)
ラスベガスにおいて最適化は、ポーカーをつまらなくした。
最適化は人を幸せにしないなら降りればいいのに、それはできない。
著者も認めている。
『最適化をロマンティックに捉えていたように、降りることをロマンティックに捉えていた』
10年も旅して、結論それか~
敗因は2つ
一つは、視野を広げすぎたこと。
もう一つは、最適化から降りるための最適な方法を探していたこと![]()
(p218)『スイッチの切り替えはなぜ、複雑なシステムや非工学的なシステムでは難しくなるのか?』
この一文で分かった。
環境や格差に目を向けて、すぐに解決策が見つかるわけがない。イーロンマスクも世界から飢餓をなくす方法を持っていない
イーロン・マスク氏、「WFPが説明ならすぐに株売却」 飢餓問題の解決法めぐり
スイッチの切り替えという表現は、困難な問題でも一発で解決できるという”最適化幻想”そのもの。
旅の後は米国本土から離れた小島で暮らし、マイペースで仕事をしているらしい。
考えないのが一番気楽ですから~
とてつもなく大きなことに立ち向かうときは、ハチドリのひとしずくを思い浮かべることにしている
私は、私にできることをしているだけ(I am only doing what I can do.)

