読書時間:5.0h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:ポール・デイヴィス/訳:水谷淳
原題:The Demon in the Machine How hidden webs of information are solving the mystery of life.
刊行:2019年9月
価格:2400円+税
出版:SBクリエイティブ
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生命=物理法則+情報
生命とは何か
悪魔の登場
生命のロジック
進化論2.0
不気味な生命と量子の悪魔
ほぼ奇跡
機械の中の幽霊
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生命をコンピューターに例えると、
DNAやRNAは、プログラム
合成や分解は、OS(プログラムを動かすルール)
プログラムを起動するのは、?
「ラプラスの悪魔はいない」という結論は、悪魔が忘れるのにエネルギーを使うからという理由による。
今まで何だか分からなかったが、筆算の途中式を消すのに相当すると聞いて理解できた。
情報を消去するのに熱が発生するなら、PCが熱くなるのも合点がいく(熱くなるのは消費電力です)
ちなみに、1ビットの情報を消去するのに、3x10^-21Jの熱が発生するそうな。
セルオートマトンで、特定の初期値から始めると繰り返しのパターンが現れるが(複製に相当)、生きている生命と死んだ瞬間の生命は同じ状態にあるので、特定の初期値であれば生命が生まれる(プログラムが起動する)わけではない。
プログラムを起動するのは、神なのか?
プログラムを動かすルールを決めているのは、ラプラスの悪魔なのか?
この階層には、似非科学や哲学、宗教が多く見受けられるのも致し方ないと思うが、科学者はインテリジェントデザインを由としない。
著者も引用はしているが(ページ稼ぎ!?)、物理と生命をつなぐ法則があると考えている。
「量子力学で生命の謎を解く」では、物理と生命をつなぐ法則は、量子力学にあると予想している。
量子力学は確率なので「情報場」というものを仮定すると相性がいいんじゃないかと考えている。
何をどうしたら定義できるのかサッパリなのは言うまでもない![]()
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本書で生物学のトレンドを知りました。
物理と生命をつなぐ法則ではないけど、面白い。
システム生物学
合成生物学
セルオートマトンについてはこちら




