生物の中の悪魔 「情報」で生命の謎を解く | サンディの今日もワイン

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サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:5.0h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:ポール・デイヴィス/訳:水谷淳
原題:The Demon in the Machine How hidden webs of information are solving the mystery of life.
刊行:2019年9月
価格:2400円+税
出版:SBクリエイティブ

 

本本本本本本本本本本本

 

生命=物理法則+情報

 

1生命とは何か
2悪魔の登場
3生命のロジック
4進化論2.0
5不気味な生命と量子の悪魔
6ほぼ奇跡
7機械の中の幽霊

 

......

 

生命をコンピューターに例えると、

DNAやRNAは、プログラム
合成や分解は、OS(プログラムを動かすルール)
プログラムを起動するのは、?


「ラプラスの悪魔はいない」という結論は、悪魔が忘れるのにエネルギーを使うからという理由による。
今まで何だか分からなかったが、筆算の途中式を消すのに相当すると聞いて理解できた。
情報を消去するのに熱が発生するなら、PCが熱くなるのも合点がいく(熱くなるのは消費電力です)
ちなみに、1ビットの情報を消去するのに、3x10^-21Jの熱が発生するそうな。
 

セルオートマトンで、特定の初期値から始めると繰り返しのパターンが現れるが(複製に相当)、生きている生命と死んだ瞬間の生命は同じ状態にあるので、特定の初期値であれば生命が生まれる(プログラムが起動する)わけではない。

 

プログラムを起動するのは、神なのか?
プログラムを動かすルールを決めているのは、ラプラスの悪魔なのか?

 

この階層には、似非科学や哲学、宗教が多く見受けられるのも致し方ないと思うが、科学者はインテリジェントデザインを由としない。
著者も引用はしているが(ページ稼ぎ!?)、物理と生命をつなぐ法則があると考えている。

 

 

「量子力学で生命の謎を解く」では、物理と生命をつなぐ法則は、量子力学にあると予想している。

量子力学は確率なので「情報場」というものを仮定すると相性がいいんじゃないかと考えている。

 


何をどうしたら定義できるのかサッパリなのは言うまでもないahaha;*

 

書く

本書で生物学のトレンドを知りました。
物理と生命をつなぐ法則ではないけど、面白い。

 

システム生物学
合成生物学
 

 

 

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