魔力の胎動 | サンディの今日もワイン

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:2h
一読:あり(ラプラスの魔女を読了していること)
再読:なし
R指定:なし
著者:東野圭吾
刊行:2018年3月
価格:1500円+税
出版:KADOKAWA
本本本本本本本本本本本

「ラプラスの魔女」後日譚

 

1あの風に向かって飛べ
2この手で魔球を
3その流れの行方は
4どの道で迷っていようとこ
5魔力の胎動
 

...........................

先に「ラプラスの魔女」を読むことを、おすすめシマス。

 


ボールの動きは予測できるが、空気の流れは予測できない。空気の流れを予測することは可能だろうか?
分子1つ1つの動きを計算できれば可能だが、スパコンでも計算しきれないので、風の流れは統計的に扱うしかない。

ラプラスの魔女では主役だった人物が脇役で登場すると、これほど話が面白くなるとは!

 

1ではラージヒルの風を読み、2ではナックルボールを捕球する。
期待したら34はそうでもなく、5はラプラスの魔女を読んでいないと理解不能

スポーツを題材に考えると、自然現象が結果を左右するような競技は思いつかない。
続編があってもスポーツを題材にするのは無理かなあ。

主人公である工藤ナユタの謎を、羽原円華が解いていく展開は巧みでしたが、結果が切ない。