読書時間:3.5h
一読:あり
再読:あり(長いので忘れてしまう)
R指定:なし
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ/訳:柴田裕之
刊行:2016年9月
価格:1900円+税
出版:河出書房新社
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ホモ・サピエンスの歴史を虚構でひも解く
(上)
認知革命
唯一生き延びた人類種
虚構が協力を可能にした
狩猟採集民の豊かな暮らし
史上最も危険な種
農業革命
農耕がもたらした繁栄と悲劇
神話による社会の拡大
書記体系の発明
想像上のヒエラルキーと差別
人類の統一
統一へ向かう世界
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最強の征服者、貨幣
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グローバル化を進める帝国のビジョン
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宗教と言う超人間的秩序
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歴史の必然と謎めいた選択
科学革命
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無知の発見と近代科学の成立
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科学と帝国の融合
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拡大するバイオという資本主義のマジック
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産業の推進力
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国家と市場経済がもたらした世界平和
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文明は人間を幸福にしたのか
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超ホモ・サピエンスの時代へ
あとがき-神になった動物
認知革命で虚構を語れるようになった。
これがホモ・サピエンスが生き残った理由だ。
ひとことで言えば、虚構とは「目の前に無いもの」
ホモ・ネアンデルタールには虚構がなかったと考えられている。
虚構が生死を分けたように見えるが、それは違う。
生き残った鳥類は虚構を持っているだろうか?
プジョーは虚構を分かりやすく説明してくれる。
皆がそうと信じているものが虚構であり、社会の基盤となる。
貨幣に価値があるのは、交換できると信じられているから。「自由と平等」も同じ。
掲げていると上手くいきそうな気がするだけで、認知的不協和な事柄なのだ。
サピエンスを重労働に縛り付けた農業革命を「人類史上最大の詐欺」というのは、言い得て妙。
それよりも定住が虚構を決定づけたことの方が重要だ。6章以降は社会の仕組みについて取り上げているが、それも定住していなければ成り立たない。
狩猟採集生活なら、カーストもアパルトヘイトも生まれなかっただろうし、支配層と被支配層に分かれることもなかっただろう。
サピエンスには生物学的なニュアンスがあるが、本書は社会学。
