サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 | サンディの今日もワイン

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サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

 マルチーズだよーイヌですが

読書時間:3.5h
一読:あり
再読:あり(長いので忘れてしまう)
R指定:なし
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ/訳:柴田裕之
刊行:2016年9月
価格:1900円+税
出版:河出書房新社
本本本本本本本本本本本本本本本本


ホモ・サピエンスの歴史を虚構でひも解く

(上)

1認知革命
1唯一生き延びた人類種
2虚構が協力を可能にした
3狩猟採集民の豊かな暮らし
4史上最も危険な種
2農業革命
5農耕がもたらした繁栄と悲劇
6神話による社会の拡大
7書記体系の発明
8想像上のヒエラルキーと差別
3人類の統一
9統一へ向かう世界
10最強の征服者、貨幣
11グローバル化を進める帝国のビジョン

 

(下)

12宗教と言う超人間的秩序
13歴史の必然と謎めいた選択
4科学革命
14無知の発見と近代科学の成立
15科学と帝国の融合
16拡大するバイオという資本主義のマジック
17産業の推進力
18国家と市場経済がもたらした世界平和

19文明は人間を幸福にしたのか

20超ホモ・サピエンスの時代へ

あとがき-神になった動物

 

 

認知革命で虚構を語れるようになった。
これがホモ・サピエンスが生き残った理由だ。

ひとことで言えば、虚構とは「目の前に無いもの」

ホモ・ネアンデルタールには虚構がなかったと考えられている。
虚構が生死を分けたように見えるが、それは違う。
生き残った鳥類は虚構を持っているだろうか?
 

プジョーは虚構を分かりやすく説明してくれる。
皆がそうと信じているものが虚構であり、社会の基盤となる。
貨幣に価値があるのは、交換できると信じられているから。「自由と平等」も同じ。
掲げていると上手くいきそうな気がするだけで、認知的不協和な事柄なのだ。

サピエンスを重労働に縛り付けた農業革命を「人類史上最大の詐欺」というのは、言い得て妙。
それよりも定住が虚構を決定づけたことの方が重要だ。6章以降は社会の仕組みについて取り上げているが、それも定住していなければ成り立たない。
狩猟採集生活なら、カーストもアパルトヘイトも生まれなかっただろうし、支配層と被支配層に分かれることもなかっただろう。
 

twitterサピエンスには生物学的なニュアンスがあるが、本書は社会学。