日本の国宝、最初はこんな色だった | サンディの今日もワイン

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。

読書時間:2h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:小林泰三
刊行:2008年10月
価格:1000円+税
出版:光文社
本本本本本本本本本本

 

日本の美術品を復元する手法

1大仏殿は最新モード-東大寺大仏殿
2鮮やかな闇-地獄草紙
3無常観にズーム・イン-平治物語絵巻
4飛び出す襖絵-檜図屏風
5醍醐の花見にお邪魔します-花下遊楽図屏風

「参加する視線」
本書で何度も訴えるのは見る側の視点である。
崇め奉られたかのように観賞する現在の接し方は、当時とは大きく異なっている。(らしい)
いとうせいこうが捜査と呼ぶ手法は、復元したあとの「視られかた」まで及ぶ。
地獄草紙はマンガのように、平治物語絵巻は紙芝居のように。
当時は美術館がなかったことを思えば、小林泰三の予想は外れてはいないと思う。
 

デジタル復元のポイントは安いこと。

観賞用に作成した複製が高価になれば、「お手を触れないでください」になってしまい、当時の観賞方法は望めない。
襖絵は襖に描かれていることで、衝立の屏風は間に坐することで、本来の観賞方法になる。
観賞方法はさておき、復元の雰囲気だけでも。

 

東大寺大仏殿
地獄草紙
平治物語絵巻
檜図屏風
花下遊楽図屏風