
読書時間:2h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:栗山さやか
刊行:2011年10月







元109店員のアフリカボランティア記
ボランティアにもいろいろあるが、著者が行っているのはターミナルケアである。
本人が聞いたら否定するだろうが、現場は写真がない(撮影禁止)ことにホッとするくらいの凄惨さで、助かる人が居るようには思えない。
なぜ彼女は他のワーカーが目を背けてしまうような症状に向き合えるのだろう。
「才能」という言い方が正しいか分からないが、ブラック企業(渋谷109
)での様子から、目の前のことを頑張る性格なのが分かる。
目を背けたくなる症状でも、助けが必要な人が目の前にいれば、手を貸さずにはいられない。
こういう人だから、みんなから「チャラカー」(闇夜を照らす月)と呼ばれるのだと思う。




ターミナルケアに限界を感じたのだろうか!?より多くの人を救うために著者は協会を立ち上げる。現地の人に教育をするための協会
アシャンテママ (公式HPが無い.のでブログ)
教えるのは「ゴムを使うとHIVに感染する」のような間違った知識を正すこと。
そんなこと!?と思うかもしれないが、そういう土地なのだ(都市部は違うはず)
直ぐには効果がでなくても、教育は最良の策だと思う。ブログを見ると先は長そうだが、いつかはたどり着くはずだ。
他にも、畑を作ったり豚を育てたりと、とにかく目の前の貧困に立ち向かう。
しかも医療技術士を取得していた。ターミナルケアに限界を感じたというのは私の勝手な思い込みだった。
教育から医療、貧困、どこまでサポートするつもりなのかと思ったが、すぐ判った。
やれること全部
アフリカ諸国の成長率は高いという事実を信じたかったことに気付く。成長率が高くても再配分が機能してないのは、ちょっと考えれば判るはずなのに目を背けていた。