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知らないところで日本発の技術もかなりあるというのは分かったが、相対的な視点がなかった。
日本の研究費に占める政府負担は17%で、中国の24%より少ないという。
このような環境において、本書に挙げられている成果は相応なのだろうか。
結果ばかり求めるのは、著者の言うアメリカ式プラグマチズムになりがちなので、気をつけなければいけないが、役に立っていることを示さないと予算がつかないのも現実だ。
日本の技術が世界をリードしていると思えないのは、アピール不足もあるかもしれない。
リケジョと呼ばれる理系女子が増えているのをきっかけに、研究に関わる人が増えないだろうか。
昨今の研究は、ノーベル賞でもわかるように、一人で出来る時代ではなくなっている。複雑になりすぎて、個人では限界なのだと思う。
著者も書いているように、応用研究、開発研究(川下的な分野)は、集団的な取り組みが効果的だ。
地味に積み重ねるのが得意な日本人なら、人が増えれば成果も増えそうな気がする。
どこかの議員が言ってたように、2位狙いもありだと思う。革命を起こすような世紀の発見は、そうそうあるものでは無い。
ちょうどTEDで放送されていたが、何かを組み合わせて新しいものを生むのも研究だ。
『アイデアがセックスするとき』
カーボンナノチューブが紹介されていたが、軌道エレベーターを作るときに日本が弱い立場にいないことを期待したい。研究というより政治力が重要になりそうな気がするがw
2010年代後半には、高温超伝導ケーブルの実用化が期待されていると紹介されているが、2012年も終わりそうなんですが。実用化したら電気料金は安くなるはずだけど、ならない気がする。

以前、産学官共同プロジェクトに関わったことがあるが、税金の無駄遣いに終わった。産学官共同研究の成功事例の一つとして、金属ガラスを挙げていたが、これは稀な成功例!?
不気味の谷は「側抑制効果」で説明できるらしい。