
読書時間:4.0h
一読:あり
再読:なし
R指定:なし










受け入れ難い。










確かにヤバい
受け入れ難い。
中絶を認可したから犯罪が減ったという説を聞いて、はいそうですかと受け入れられるのは私くらいだろう

再検した結果(増補改訂版なので再検した結果も掲載されている)も同じだったが、真実だとしても永遠に受け入れられない気がする。
アンソニーVボウザが1994年にミネアポリス州知事に立候補したが、この説を支持していたので落選したそうだ。
著者は普通の結論が出た論文もたくさん書いているが、本書には、普通でない結論が出たネタばかり載せている。
そのため本書には一貫したテーマがない(と書いている)が、実はある。
著者自身は、専門は何だか決められないようだが、行動学だろう。
考え方の基本は、人はインセンティブが働く方に行動するということだ。

「彼は26歳だよ。何だって統一したテーマなんて必要なのかね。たぶん彼にはそんなもの必要ない。非常に才能のある人にこれからなるのじゃないか。」

振り返ってみよう。
著者HP
http://www.freakonomics.com/
考え方の基本は、人はインセンティブが働く方に行動するということだ。
ここでいうインセンティブとは、経済的なことだけではなく、他人からどう見られるかということも含まれる。
例として投票を電子化したら投票率が下がった事柄が載っていた。
投票が簡単になるのだから上がりそうな気がするが、下がった理由を読めば納得できる。
小さな地域で投票に行くということは、顔見知りに「私は投票して政治に参加してます」ということをアピールすることでもある。
電子化すると顔を合わせなくて済むので、このインセンティブがなくなり、投票率が下がるという。
どの地域でも適用される話ではないと思われるが、道徳的インセンティブの好例だろう。
とりあげるネタが面白いので、備忘録を兼ねて章立てを記載
1.学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?
2.ク・クラックス・クランと不動産屋さん、どこがおんなじ?
3.ヤクの売人はどうしてママと住んでるの?
4.犯罪者はみんなどこへ消えた?
5.完璧な子育てとは?
6.完璧な子育て、その2
3章以外は、どれも物議を醸し出す結論となっている。
著者はこういうのが好きみたいだが、実際に適用して効果を発揮しているケースもあり(1章)、ただのなんくせ野郎ではない。
それどころか、シカゴ大で教鞭を執っている

しかも、ハーバードのソサイエティ・オブ・フェローズ(奨学金を貰って義務も課さず研究に没頭させる)に合格しているのだ



そのときの面接官の言葉が


「彼は26歳だよ。何だって統一したテーマなんて必要なのかね。たぶん彼にはそんなもの必要ない。非常に才能のある人にこれからなるのじゃないか。」

そもそも日本には、こう言える面接官は居そうもないが、居たとしても40過ぎのオッサンに言う人はいないね

本書を世に出すとき、タイトルは悩んだらしい。統一したテーマがないからだ。
著者も本の統一テーマなんて誰も気にしてないと言っているように、振り返れば意味が無かったというのは、よくある。
常識は思考を停止に陥らせるが、破るのは難しい。
本はテーマがあるものだと思ってしまうと、テーマを決めなければいけないという思考に陥る。
そして、テーマを決めないことは常識外れになり、怖れとなる。
この怖れが無駄を生む
振り返ってみよう。
仕事は必要の無い作業に溢れていることに気づくだろう。
あなたの仕事の70%は無駄な作業だ
著者HP
http://www.freakonomics.com/
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