ミラーニューロンの発見 | サンディの今日もワイン

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サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。


ミラーニューロンとは、他人の行動が自分の行動のように反応する細胞をいう。例えば他人がリンゴを掴むのを見たとき、自分が掴んだかのように反応する。
これですべて説明がつく大発見という始まり方に大風呂敷広げ過ぎと感じたが、読み終えるとそうでもなかった。
ひとことで言えば、「なんとなくそう思われていることを裏付けた」という印象だ。
例えば「目は口ほどにものを言う」をミラーニューロンで説明すると、他人の顔を見て反応した自分の感覚が再現した感覚と言える。

ミラーニューロンの特徴を簡単にまとめると、以下のようになる。
・人は物まねする能力を生まれたときから持っており、物まねすることで能力は成長する。
・物まねされたことを認識する能力も、物まねする能力と同様である。
・物まねする能力は、機械には反応しない。物を掴む動きを人の手で行えば反応するが、ロボットアームでは反応しない。また、映像でも反応するが、実際に見るほうがより強く反応する。
・そして物まねする能力は、成長により予測にも反応する

ミラーニューロンの働きから考えると、見ることおよび行動(物まね)することにより反応した自分の感覚が、他人の感覚に近くなるには、人と接する機会を増やすしかない。
IT化で人と接しなくても生きていける世の中になってきた現代では、ミラーニューロンが成長してない人が増えているのではないだろうか?
自閉症児は真似する能力が欠けているという。この研究の成果で様々なプログラムができあがっているようだが、それを健常者に適用してもいいかもしれない。おそらくミラーニューロンの成長度には世代差もあるだろう。

頭の中のことなので計測の精度は分からないが、「生成と知覚の間の過程には何らかのつながりがあるはずで、その過程のどこかで同じフォーマットを持っていなくてはならない。」という、フォーマットを見つけられるほど精度が向上し、自由に生成できたら、きっとそいつは
になる


人は印象を言葉で発信するとそれらの間に乖離が発生するという(言語隠蔽効果)。これが感じたことと言うことが違うということが起こる原因だ。
映画を観るには2時間掛かる。観た後は観る前と違う感覚を持っている(映画の感想という意味ではない)。1.5倍再生なら違う印象になり、数年後に観るとまた違う印象だったりする。
つまり感覚は時とともに変化する。
次々と新しい楽曲や映画が出てくる昨今、過去に沢山の名作があるのだから無くてもいいと思っていたが、言葉と感覚が違うなら、手を変え品を変え発信し続けるしかないのかもしれない。(ニューロマーケティングと書かれていたが、インサイトマーケティングの方が主流の表記だと思う)

発展中の分野なので研究中だとは思うが、気になるところを3点
・性差
男女でミラーニューロンの反応に違いがないのだろうか?自身の性を意識するのは外的要因が大きいと思われるが、それだけなら性同一性障害は発生しないはず。
・ミラーニューロンの衰え
言語を覚えるのに、子供は聞いているうちに話始めるが、大人はそうもいかない(石川遼くんお勧めのスピードラーニングは聞き流すだけだが)
ミラーニューロンに衰える部分はないのか?
・自分に無い動き
およそ人の動きとは思えないダンスを見たとき、ミラーニューロンはどう反応するのか?

メモ

バの音を聞きながら、ガの発音をしている口をみるとダが聞こえる。

とっつきにくそうな本だが、子育て中の人や教師、マーケッターにお勧めだと思う。
 

y軸
が欠けているのは、感覚をうまく言葉で発信できてないのかぁと思った。言葉以外のコミュニケーションはないものだろうか?言葉を使う前の人類はどうしていたんだろう?ジェスチャーじゃ愛は語れないし。

自分が知りたいことは大抵googleで検索しても出てこない