障害者とスポーツ | サンディの今日もワイン

サンディの今日もワイン

サンディがワインと本についてあれこれ言います。

2020年2月3日(節分)サンディは永眠しました。18年間ありがとう。
ひきつづき、ワインと本についてあれこれ言います。


障害者スポーツの紹介から歴史まで広く書かれているため概要をつかみやすい内容となっている。
国連では、障害とは「他の人々と同等に社会生活に参加する機会を喪失または制約されること」と述べられている。
ワンフレにすると「障害は社会が作る」

著者は、これを広義にとらえている。たとえばメガネをか
ける等がその一つだ。
考え方は良いと思うが、普段から障害者と接する機会がなければ、そこまでの考えには至らないだろう。
本書全体を通して、ハード面については充実してきたが、ソフト面についてはまだまだという印象を受けた。

なぜ障害者がスポーツをするのか?
リハビリ、教育、職業訓練、もう一つは心理・社会的なケアのためである。医者から一生車椅子生活と宣告されたとき、10人中10人が「死のうと思った」という。
スポーツが葛藤を乗り越えるきっかけになれば素晴らしいことだと思う。パラリンピックもあるので、上を目指す楽しみもある。知らない人も多いと思うが、車いすの世界ランク1位は国枝慎吾という日本人だ

しかし、高齢化とともに障害者は年々増えている。(2001年時点で20人に一人)
スポーツによる心理的なケアは素晴らしいが、スポーツ以外の心理的なケアができる手段も用意しておくべきだろう。道具にお金がかかり、できる人が限られてしまうと思われるからだ。またどうしてもスポーツが不得手な人も居る。

日本の障害者スポーツは立ち遅れているという。スポーツ振興は文科省で、障害者のスポーツ振興は厚生省のためだそのくせ(財)日本障害者スポーツ協会の傘下に40以上もの協会があるとか

この本を手にしたきっかけは、パリでハンディを負った人を見かける機会が多かったのが引っかかっていたからだ。
思いつきだが、健常者が車いすテニスをプレーを始めたらどうなるだろう。足の不自由な人から総スカンてところか!?
しかし目が悪いからメガネをかけるくらいの日常になるには機会が増えることしかないと思う。渋谷、原宿でハンディを負った人を見かけることが多くなるくらいの機会が。
タイムリミットは遠くない