大粒の雨が打ち付けるステージの上、一本のスタンドマイクの前。


柏木由紀は、言いました。


「みなさんと直接触れ合える場所をなくしたくありません」と。







104364票。

これが今回柏木由紀という一人のアイドルに集まった愛の数。


私も微力ながら彼女に投票しました。(ほんっとうに微力であります)


それは、投票することが今私にできる精一杯の恩返しと応援の術だからです。



アイドルを好きでいることは、自分にとっては娯楽です。趣味のひとつです。

しかし、それは勇気をもらえます。頑張ろうと思わせてくれます。笑顔になれます。

もっと大げさな言い方をすれば、明日を生きる理由をくれます。



だから、恩返ししなければ。




柏木さんは、いつも私たちファンに感謝の気持ちを示してくれます。

誠実に、真摯に、私たちと対峙してくれます。



本人も言っていた通り、争うこと、競うことを苦手としている彼女のことです。

順位をつけられることは、決して喜ばしいことではないでしょう。

弱音もはきません。努力している姿を見せません。常にプロであり続けるひとです。

思っていることや考えていることを、あまり言葉にしません。こっそりと、じっくりと、自分の胸の内で消化しようとするひとです。



それでも、私たちに言葉で気持ちを伝えなければならないとき。

たとえば生誕祭の挨拶、ソロコンサートの挨拶、選抜総選挙のスピーチ。

そういった場面で我々の前に立つ柏木さんは、いつも何か、噛み締めたような表情を浮かべているような気がします。

自分がその場所にいる喜びを噛み締め、そして自分に向けられるすべての声を受け止め、聞こえてるよ、届いてるよ、って、頷いてくれます。


自分のために何かするよりも、後輩のためとか、ファンの人のためとか。

ここ最近は特に、三期生として、先輩として、グループのためにどうしていけばいいか。そんな風に考えて行動しているように思えます。

勿論それは良いことです。嬉しいことです。

でも、もっとわがままでいいんだよ、と。

(ああ勿論、仲が良くて心を許した…片山さんとか、お母様相手だと途端にわがままになる一人っ子柏木、というのもよくわかっていますが笑)

私が言いたいのは、もっとわがまま言ってほしいんです、我々に。それから自分にももっと。

こうなりたい、こうしたい、ああなりたい、ああしたい、って。



だからスピーチで「触れ合える場所をなくしたくない」と言ってくれたことが尚更嬉しかったのです。

握手会がしたいという気持ち。

直接触れ合える場所を守りたいという気持ち。

柏木さんの中にあるのは、やっぱりどんな時も「ファンのひとのため」の気持ちなんです。



だから、恩返しです。

何度でも言います、私から恩返しがしたいのです。

柏木さんがこちら側を想ってくれる気持ち以上の気持ちをお返ししたい。

それは選挙に限らず、常に。すべてにおいて。



今までに見たことのない景色を見たいと言ってくれました。

私も一緒に見たかったです。

悔しさもあります。


でも、この場所から見える景色も、特別です。

もう、柏木さんの前に先輩はいません。追いかけても追いかけても手の届かないような背中はありません。前田敦子も、大島優子もいません。

そこにいるのは若き時代を一緒に駆け抜けた同志たちです。旧チームBの仲間です。


第三位、本当に誇らしく思います。



去年も、今年も。正直柏木さんってものすごく影潜めてるじゃないですか。

初めて三位になったときだって、「おいおいゆきりんきちゃったよ!?」みたいな反応だったじゃないですか。

三位だって妥当なはずで、違和感もなくて、それに値するだけのポテンシャルもあるのに、なぜかあんまり注目されなくて。期待が少ない。正直もっと柏木由紀を推してくれていいだろ運営、と噛み付きたくなる時もありますよ。



けど。


「根強いファンがいる」



その通りです。

柏木由紀をなめるなよ、

柏木由紀の壁は高いぞ、

まるでそんな声が聞こえるかのように。




返さなくちゃいけないものが、たくさんあるんです。




「みなさんの夢は、わたしの夢」



そう言ってくれる柏木由紀の追いかける未来に、私は夢を見たいんです。




どれだけ返しても足りない想いがある限り、柏木由紀はまだまだまだまだ上を目指せます。

まだまだまだまだ、夢中にさせてくれるはずです。




だから。


おめでとう、ありがとう、だいすき。



長々と書いてしまいました。

今日は本当にお疲れ様でした。ゆっくり休んで、風邪ひきませんように。

現在赤坂ACTシアターで絶賛開催中のプリンシパルtrois!

平日の午前中に重ねて行われることになったのは、パルコ劇場で以前開催された第一回プリンシパルの映像公演。

映像公演初日となる今日、6月3日は2012年9月1日に行われた第1回目の公演が上映されました。



さて、今回トークメンバーとして登壇したのは桜井玲香、衛藤美彩、川後陽菜の三名。

映像公演のあとに登壇してまとまったトークショーを披露するのかと思っていましたが、冒頭、中盤、最後と三回にわけての登壇、振り返りトークという構成でした。


仕切り担当の川後さんを先頭に、桜井さん、衛藤さんの順で登場。

「今日のわたしたちなんか変なところがあるんですけど気づきますか~?」の問いかけに、客席から「可愛い~~~!」の声。「いやいやそれ変なところじゃないですから!」と突っ込む桜井さん。

実は三人とも9thの制服を着ていたのですが、川後さんと桜井さんが白色、衛藤さんが青色を着ていました。年齢で青と白に分かれていると思われるこの新衣装、本来お姉さんチームの衛藤さんは白色、年下チームの二人が青色であるべき(下の写真参考)。だからこその“変なところ”発言?




「ちょっと諸事情によりこの格好で…」「諸事情というよりサイズがなかったんですね」と説明していたので、この日だけの特別感も若干ありつつ。似合ってました、爽やかで可愛らしかったです。



さて冒頭のトークでは、最初のプリンシパルってもう二年も前になるんだね、というお話。みんなまだ若いよねーという流れから、衛藤さんが「だってわたし…19とか?」と切り出すと、「あーまだばばあじゃない」と川後さんにバッサリ言われ「この頃はまだ言われてなかった!!十代ですよ!」と安定のやりとり。

この流れを作るためにトークメンバーが組まれたのではないかと思うほどでした。笑



そして映像公演が始まると、まずは当時のプロデューサーさんへのインタビューが流れます。

自分にとっても毎日が大変で、一個一個たくさんのエピソードはあったけど、とにかくプリンシパルというものがひとつの括りとして大きな出来事だった、と語っていました。



私は初めて第一回のプリンシパル公演を観ることになったのですが、なるほどオーディション形式も現在のような立候補制ではなかったのですね。これなら確かに“プリンシパル=苦痛”の方程式も成り立つ。

一幕のオーディション風景、映像でありながらかなり見ているのが苦しい。

緊張と、不安と、経験不足と、プレッシャーと。たくさんの感情が入り混じっていて、今にも泣きだしそうなメンバーばかり。

張りつめた空気の中で、審査員である観客に自分をアピールしなければならない。その中で、やはり群を抜いていたのが生田さんでした。

彼女の歌に乗せて自己紹介するという方法は『乃木坂って、どこ』でも見ていたのですが、度胸があるというか、肝が据わっているというか。今も変わらない強い目力と伸びのある歌声にはっとさせられました。



“~しながら自己紹介”のパターンが多く、この回に関してはその方法がうまく当たっていたように思います。


斎藤ちはるさんのリボンをやりながらの自己紹介。「私のこと、知ってますか」「斎藤ちはるです」と、リボン演技の合間に言葉を挟んでいくのですが、なんだかシュールでじわじわくる感じ。「背は、高いほうです」「斎藤ちはるです…ちはるです」と繰り返す。ちはるさん、troisで演技を見たときに(へー、コントとかもできるんだなー)と意外に感じていたのですが、その片鱗はもうここからあったのですね。アンダーメンバーにはまだまだ詳しくないので新発見でした。



西野さんのどいやさんを描いたスケッチブックを使ったもしもシリーズ。これもまたシュールな感じでしたが、一番最後に披露したイラストにはセンターに笑顔で立つ西野さんとその後ろでフォーメーションを組むどいやさんが四体描かれていて、「もしもアイドルやったら、こんな風に真ん中に立って歌っていられるように頑張ります」と言っていたのが凄く印象的でした。いまや二枚連続センターの西野さん。舞台の上で、たったひとりで、こんなに力強く宣言していたんですね。



中田さん。バトンをしながらの自己紹介。バトンをする前に「今まで色々ダンスをやってきて…」と幾つかジャンルを紹介する中で「振りコピ」「ヲタ芸」をさらりと組み込んでいてクスリときました。華麗なバトンさばきからの「あなたに捧げるローマーンース!」良かったですね。らしさが出ていて、何より“あの”高山さんのあとという難関のポジションでよく霞まない自己紹介が出来たなと思いました。



さて、一幕のオーディションのあとは審査に移ります。このタイミングで会場の赤坂ACTシアターもブレイクタイムに入ります。そして出てきた桜井さんがなぜか泣いています(笑)どうやら、当時のことを思い出して感極まってしまったようでした。三人は各々の自己紹介の様子を少し振り返っていきます。


川後さんは「声高かったよね。ていうか魔法で~とか言ってた…」と。

衛藤さんについては、オーディションで『亜麻色の髪の乙女』を歌っていたことを突っ込まれ、「しかもこっち(上手)で歌って、なんかすごい走ってこっちでも(下手)でも歌ってた…」と恥ずかしそうにコメント。自分を見ていられなくて裏できゃーきゃー言ってたそうです。

桜井さんは幼稚園の時にお遊戯会で披露した『光の精』を踊っていたことを突っ込まれ、「…あれは血迷ったね。すべてはあそこから始まってたんだよ」となぜか開き直り(笑)



そしてトークメンバーは一旦退場、

二幕の不思議の国のアリスをモチーフにしたアリスイン乃木坂が始まります。


一回目の二幕キャストは以下の通り。


アリス…生田絵梨花

女王様…高山一実

白ウサギ…白石麻衣

チェシャ猫…松村沙友理

帽子屋…西野七瀬

三月ウサギ…橋本奈々未

ドードー鳥…生駒里奈

イモムシ…井上小百合

トランプ1…深川麻衣

トランプ2…中田花奈

トランプ3…齋藤飛鳥

トランプ4…桜井玲香

トランプ5…斉藤優里

トランプ6…若月佑美

トランプ7…市來玲奈

トランプ8…衛藤美彩



正直、もっとストーリー性のあるお芝居メインなのかと思っていたので驚きました。最後のトークで桜井さんが「なんか台詞ほとんどなかったね、ミニライブみたいだった」と笑っていましたが、それでも選ばれ二幕に出演している当時のメンバーの顔に余裕はひとつもありませんでしたね。

「お茶会の時間だよ!」とアリスをお茶会に誘う帽子屋さん(西野七瀬)がとっても可愛くて、もっとそれぞれの個が引き立つ台詞があったら良かったのではないかと思いましたが。

高山さんの「In Your Position! Set!」がなんか面白い(失礼)。そして『Begginer』だとわかった瞬間の客席のどよめきも面白い。

二幕は本当にあっというまに終わってしまった、という印象です。そしてたしかにミニライブ。


それにしてもパルコ劇場のキャパは400なんですね。小さい。そして近い。きっと現場であの舞台を見ていたら、私は呼吸の仕方を忘れてしまうのではないかと思ってしまうほどオーディションがつらい。

troisと内容と比較してみると、その緊張感というか硬さが格段に違うのではないかと。


勿論、troisに緊張感が無いと言っているわけではありません。そうではなく、そこに流れている空気が息苦しい感じ。メンバーの誰も、心から楽しめていない、殺伐とした感じを受けたのです。

よくこれを乗り越えたな、そりゃ泣き喚きたくもなる、逃げ出したくもなる。ようやく私も彼女たちの苦しみに触れたような気がしました。


そしてみんな若い!顔が出来上がってない!笑
橋本さんなんてとんでもなく幼かった。星野さんこどもだし。深川さん髪長いし。


映像公演はあと三回行くのですが、二年前の彼女たちが成長していく様子を、これはこれでじっくり見ながら楽しみたいと思います。







「16人のプリンシパル」trois レッツゴーっ!ポリン姫



初日公演に行ってきました。

赤坂ACTシアターは宮澤佐江ちゃんが出演していた舞台「クザリアーナの翼」以来二度目。その時は二階席でしたが、今回は一階席L列(女性・親子エリア)中央。余裕で表情が見える近さ。


今回三回目の開演となるプリンシパル公演ですが、私は初参戦です。

オーディション形式の一幕のあと、私たち観客が二幕に出演するメンバーを決めるという構成は新鮮。

更に一幕のオーディションはなんとコント。

アイドルがコントで競い合う!?それも、乃木坂46が?

舞台演出は、指原莉乃さんとの共演でもお馴染み(勿論そうでなくても有名で素晴らしい)福田雄一監督。

ハチャメチャでパワフルな舞台になるに違いない、と始まる前から期待は膨らむばかり。

さて、ここからは若干のネタばれを含んだプリンシパル初日の個人的見解と感想をつらつらと。




一幕。立候補者によるコント。

立候補している人数別に用意された箱の中から代表者が題目を引くのですが、あとで同じ題目を引いたとしてもそのコントに挑まなければならないため、後半のほうが笑いを取りに行くのが圧倒的に難しいです。二度目、三度目になってくると観客もボケ、ツッコミ、パターン、オチを知り尽くしているのでメンバーのアドリブ力、アレンジ力がかなり重要になってくるようです。今回は立候補者三人の役柄が多く、「入ってくんなよ」という題目のコントを結局五回も見る始末。


松村さんがコントのあとに「ちょっとやりすぎちゃったかも。怒られそう」なんて発言をしていましたが、ダラダラさえしなければ、一幕は正直アドリブ入れた者勝ちのような気がしました。

コントは台本を見ながら進むのですが、自分の台詞の番で気が付かずに間が空いたり、リアクションに励みすぎて台本がどこまでいったのかわからなくなったり、自分のセリフではない部分を読んでしまったりと、かなりのアクシデント量でした。

しかしむしろそれを逆手にとって笑いに変えられれば簡単に観客を味方につけられます。また、そのアクシデントをうまくフォローして笑いに変えるのも手でしょう。

正解がないからこその、審査基準“笑い”なのでしょうね。うまくこなすことよりも、どれだけ観客を引っ張れるか、だと思います。



一幕で印象深かったメンバー。

やっぱり高山さん。もはやすべて狙ってやってるのか地でやってるのかわからない。出てきた瞬間に会場をあっためるキャラクターは流石。それでいて与えられた設定に対してのアレンジ力、発想力が抜群に良かったように思います。一緒にコントをしていた秋元さんが突如始めた出っ歯キャラ。異様に滑舌が悪く、途中で「あん?もっかい言って」とアドリブをふっかける場面も。いやいや高山さんに滑舌突っ込まれる秋元さんって(笑)


新内さん白石さんのキャサリンコンビ。コント初っ端からジャージをインした白石さんに対して(そんな奇行を起こしたのは白石さんだけでした)、すでに別チームが披露したのと同じ題目での挑戦だったことから、オリジナルのアレンジを加えて落ち着いた演技を見せていた新内さん。一騎打ちになってしまい「まさか初日からまいやん様と…」なんて言っていましたが、堂々たる芝居っぷりで驚きました。


畠中さんと星野さんはとにかくお芝居がラフでした(笑)急に語尾を「~せん?」と方言に変えたり「おっせーよ!」と素で堀さんに突っ込んでしまう畠中さんと、コントのボケ役を和田さんに投げて「難しいやつだよ」と言ってにんまりする星野さん。




ちなみにコントをしている間、ほかのメンバーは後ろの丸椅子に座って横一列に並んでいます。ぎゅうぎゅうになってくっついて座っているので、メンバー同士の様子を見ているのもまた面白いです。


初日は交換留学生の松井玲奈さんも参加していたのでどんな雰囲気かと見ていたのですが、五十音順なので右隣には堀さん、左隣りには松村さんで、なかなか和気藹々としていた印象を持ちました。


松井さんはよくやる手をパチパチ打ち鳴らす笑い方をしていて、松村さんが途中やけにツボに入って爆笑している時には一緒になって笑っていたりも。ちなみに高山さんの引き笑いは見事に客席まで聞こえてくるので、コントの内容よりも後ろで見守ってるメンバーのリアクションに誘われて笑ってしまう場面もちらほらありましたね。


ちなみに一番面白かったのは、ジャージをインした白石さんの後ろ姿(もといお尻)ばかり目で追いかけている松村さん。お尻をなぞるような手つきをやたらと繰り返していました。なんだったんだろう…(笑)


そしてまあ、初日はシステム不具合などなどあり、なんとか投票。

投票結果が出るまでの間、舞台裏の様子がスクリーンに生中継で映し出されました。生駒さん、堀さん、松井さんが登場で一幕の感想などをお話。その後急遽休演が決まった伊藤寧々さん、橋本さんもご挨拶。最後は橋本さんに和田さん、松村さんを加えた三人でのやりとりが。


全身肉離れなどなどの橋本さん、元気そうで何よりでしたが腕には白い三角巾を、足もかなりびっこを引いているようでした。それでも自分の出で立ちに「波平さんみたいじゃないですか?」と自分で言って笑っていましたし、妙にコントっぽい喋り方の松村さんに合わせて喋ってみたり、場を繋ぐコメントもかなり独特。ご飯も作れないしコンビニにも出かけられないので食パンをお湯に浸して食べた→美味しくなかったよという謎の報告もあり。このシュールな笑いを是非舞台で見たいものです…!




さて、ではでは二幕のあらすじをご紹介。

遥か遥か遠い銀河にある星、ヌビア。

ヌビア星の姫ポリンは、海王星に旅行に行ったきり帰ってこない両親を心配し海王星に助けに向かう。

しもべを連れて旅立ったポリン姫は、紆余曲折を経て海王星の女王、ルイーダの城にたどり着く。

ポリン姫一行の前に立ちはだかる怪しい敵。ポリン姫を迎え撃つ、ルイーダ。

果たしてポリン姫は無事に、両親を助け出すことが出来るのか!?



この設定における福田ワールド、それだけでまたまた期待が膨らみます。


「前回とは違ったシュールで強烈なキャラクターでいっぱいなんだ~
そしてびっくりすることあるかも!裏は今まで以上にバタバタしてます。(伊藤万理華公式ブログ05.30)」
「今日、初めて2幕を本番の衣装とセットで、客席から見たんだけどとっってもワクワクした♪
きっとメンバーの誰がやっても面白いっ パワフルでキュートな作品です。(生田絵梨花公式ブログ05.29)」
などなど、メンバーからも事前ブログで期待の声が。



登場人物の相関図はこんな感じ。





そして、初日の配役は以下の通り。


○ヌビア星○

①ポリン姫…生田絵梨花

②ロザリオ…斎藤ちはる

③クリスティーヌ…和田まあや

④エルザ…齋藤飛鳥

⑤キャサリン…白石麻衣

⑥しもべ2(ベル)…中田花奈

⑦しもべ3(マキア)…高山一実

⑧しもべ5(パム)…桜井玲香

しもべ1(メグ)…生駒里奈

しもべ4(エリザベート)…西野七瀬


○海王星○

⑨ルイーダ…若月佑美

⑩エステル…松井玲奈

侍女1…伊藤かりん

侍女2…松村沙友理

侍女3…星野みなみ

侍女4…能條愛未


二幕のキャストが着替える間は、マイクスタンドがステージに一本用意され、選ばれなかったメンバーによる自由なアピールタイムがありました。今後にかける意気込みでも良し、特技披露でも良し。自由にわちゃわちゃしている様子は微笑ましく思いましたが、何かしら準備しておかないとマイクの前に立ってグダグダしてしまう感じも。

その中で畠中さんは「マキア(のセリフ)しか覚えてないんで!」と断言して会場の爆笑をさらっていました。やはり自由だ畠中さん…(笑)



二幕の物語はあらゆるパロディを含んだ、キャラクター同士の息の合った掛け合いが重要になるようなテンポの良い内容。ポリン姫、ベル、マキア、パム、ルイーダ役以外のメンバーはおそらく複数の役をこなしていました。


重要なのはやはり主役のポリン姫。台詞数も多く、ツッコミ担当なので間を上手く取ったり、アドリブによる細かい修正が求められたり、没頭して振り切った演技をすることがカギになるような気がしました。生田さんはプリンシパルに強いとは聞いていましたが、これは納得です。初日からあの完成度なら、今後どんどんモノにしていくことでしょう。


ルイーダ役の若月さんもアッパレ。生田さんと若月さんは特にそうでしたが、お芝居に余裕があってほかのメンバーのセリフもしっかり頭に入っている様子。想定外のことが起きたときのアドリブ、対応力がピカイチでした。


それから生駒さん。ロザリオ役を掴めずに投票の結果メグというしもべ役に。決まった瞬間「やった~!!」と誰よりも喜んでいたのでどんな役かと思えば…(笑)見せ場のシーンのあと、「これがやりたかった!」と騒いでました。随分ガヤの力がついたのでしょう、そのあとほかのしもべたちの見せ場でもすごくリアクションとってましたね(特に西野さんに対してはひたすら投げキッスしていましたが)。


そして斎藤ちはるさん。生駒さんから勝ち取ったロザリオ役でしたが、むしろ劇中で演じてたもうひとつの役柄がはまってました。途中で台詞飛んじゃって、そのまま「や、ば、い…!」とフェードアウトしていく姿が可愛らしかったですね。結構な独壇場シーンだったので難しそうでした。が、個人的には結構好きなところ。


高山さん。自分に似合う役柄をよく理解しているな、と。あれはズルイの一言。正直高山さん以外が演じるマキアが想像できないほどハマっていました。そしてかなりオイシイ役。


松井さん。エステルはポリン姫らとアドリブに近いやりとりを見せる長めのシーンがあるのですが、頭の回転がとんでもなく早く、賢い人だなあと改めて思いました。返すフレーズにやはり人と少しずれたセンスなのでしょうか。オチのところで客席に目線を向けたり、一番観客を巻き込んで笑いを起こそうとしているのを感じました。これが普段劇場やお客さんの前に立って生の反応を受け取っている松井さんだからこその演じ方なのだろうなと思います。



ほかにもメンバーそれぞれに見せ場があり、その面白さは言い尽くせません。この子こんなに演技できたんだ、この子コント上手だな、この子が演じたらどんな風になるんだろう、と色んな発見に出会います。

もっと吹っ切れた様子が見たいし、もっと踏み込んだアドリブも見たい。そして一度ならず、二度、三度と回数を重ねて見たいステージになることでしょう。それにしても随分長くなってしまいました。ほんとにまだまだ書きたいことはあって、西野さんの台詞のとんでもない可愛さだとか、メンバーの歌の上手さだとか、とにかく楽しそうにやってる様子だとか。

私はもう一回観にいけるので、メンバーたちの成長ぶりも楽しみです。



真夏の全国ツアーも決まりましたしね!

初夏のプリンシパル、真夏の全国ツアー、まだまだ乃木坂46と駆け上っていけそうです。










追記ネタバレ。


秋元中元高山の「不動産屋」

先にかりん寺田齋藤の三人がこのコントには挑んでおり、正直客席の反応も一番悪かった題目だっただけに、こちら側は「さて、どうくる?」と不安半分期待半分といったところでした。
しかしここはやっぱり高山さん。役決めの際彼女役がしたいという中元さんに対して「えーあたしも女の子がいい!じゃんけん!」と早速笑いどころをつくり、さらにはじゃんけんに負け「ぎゃー!」と大げさに膝から崩れ落ちるリアクションも。というわけであまりものの彼氏役になったわけですが、コントが始まった途端チャラ男キャラに変貌。しきりに鏡に向かって前髪を整えるフリ。また秋元さんが突如始めた出っ歯キャラは異様に滑舌が悪く、「(中元)さっき撮った写真、後ろに変な人写ってる…!」「(秋元)あ、それ私の彼女なんですよ、彼女忍者なんです」っていう流れの途中で秋元さんの「忍者」の滑舌が悪すぎて「あん?もっかい言って」とアドリブをふっかける場面も。


「入ってくんなよ」

①星野深川和田、②中田西野樋口、③畠中堀斉藤、④大和桜井松村、⑤北野松井永島の五組が挑戦したこの初日。

①組では和田さんの変顔がやはり圧倒的なインパクトを残しました。

③組の畠中さんは「なあ、にらめっこせん?」と急に方言を出して斉藤さんも思わず吹き出しました。さらに「もう帰ろう」と舞台からはけようとするツッコミの二人を追いかけて「一緒に帰ってもいいですか?」「「なんでだよ!!」」でコントが終わるのですが、なかなか堀さんが追いついてこないため舞台からはけてしまいそうになり「おっせーよ!」と素で突っ込んでしまう畠中さん。

⑤組は松井さんと永島さんが冒頭からフルスロットルの勢い。歌(その場で決める)を歌っているところに別の歌で乱入してきて「同じ歌ならまだしも、他人と歌う趣味はありません!」「同じ歌だったらいいですか?」というやり取りがあるのですが、永島さんが早速小さな声で「SKEにしますかっ?」と一言。「いや、なんでも!」「のぎ?のぎで?何知ってますか」「なんでも、任せる。なんとなく合わせるよ」「じゃ、じゃあ気づいたら片想いで」と公開打ち合わせ(笑)

さらに腕相撲しよう、という流れだ「すいませんちょっとまじで手汗が」ってズボンで手を拭く永島さんに「大丈夫、あたしほんと手汗とか気にしないから」と一言。この発言を二幕でもアドリブで使う松井さんの適応力は流石。


二幕

ホレホレの実の能力でエステル(松井)がポリン姫ら一行を自分の虜にして自分のいいところを褒めさせるのですが、「名古屋と東京でもの凄い移動時間だけど頑張ってる」云々との発言に「そうね、移動時間は基本的に寝てるわ」とアドリブで対応。


ミニライブ

「気づいたら片想い」披露後、警告音とともに客席に配布されていたKoboに「スクリーンに注目してください」というようなメッセージが現れました。『真夏の汗は気にしない!』という煽り文で全国ツアーがサプライズ発表された初日ですが、西野さんが落ち着いた様子で「真夏の汗は気にしないていうのが……気に入りました(にっこり顔)」と。